我、SEOの観点で我が記事を分析す

 驚くべきことに、私が先日深夜テンションでしたためたnoteの記事が、グーグル検索で1位に表示されるようになった。

検索ワード「金剛いろは 転生」

 改めて説明するが、金剛いろはとは私の最推しのVtuberである。数年前に卒業して以来、私は彼女の転生を心から待ち望んでいる。そういった旨の気色悪い雑文を投稿したところ、上位表示を叶えたのである。別に狙っていたわけではないが。

 ただSEO(グーグル検索で上位を狙う施策のこと)的な観点でいえば、1位を取るのも妥当かもしれない。自惚れではなく。その理由を2つ述べる。


 1つ目は検索ワードの競合性が低いことだ。「金剛いろは 転生」というワードの月間検索ボリュームは1300(Ubersuggest調べ)とミドルワードであり、かつknowクエリなのでbuyクエリに比べて上位表示に力を入れるサイトが少ない。

 またVtuberの転生を公式に触れることはご法度であるため、.LIVEや他Vtuber事務所など企業サイトがいないことも功を奏している。つまり競合も強豪も少ないゆえに、私のような木っ端の記事も上がりやすいのだ。

    

 2つ目は体験談ベースであったこと。
 当該記事の中で私は"逃げ"として転生という手段が多用される現状を憂い、金剛いろはの魅力や卒業配信で号泣したことなどを自分の言葉で語った。
 こういった一般人の体験談や感想はUGCと呼ばれ、最近のグーグルが重視する評価軸のひとつとなっている。E-E-A-TのE(Experience)に該当する。

 先日のコアアップデートでも、ユーザーの生の声が含まれた記事が評価され、逆にネットに転がる情報を集めただけの所謂こたつ記事の順位が下落したという調査結果がある。
 現に「金剛いろは 転生」で検索したときの2位以下は、「いかがでしたか?」系のキュレーションサイトが並んでいる。
 そういった最近のグーグルの"好み"に合致したため、評価されたのではないかと推測する。


 他にも色々な理由が考えられるだろうが、私の貧相な知識とIQではこのあたりが限界である。


 ただ懸念なのが、私の書いた記事が「金剛いろは 転生」と検索した人の知りたいこと(=検索意図)を満たしていないことだ。

 このワードの検索意図は十中八九「金剛いろはが転生したかを知りたい」または「金剛いろはの転生先を知りたい」だろう。
 その点、私の記事にはそういった疑問への答えがあまり書かれていない。
 グーグルのAIはまだそのことに気付いていないだろうが、がっつりクロールされたりページ滞在時間、直帰率の数値を計測されればすぐに順位を落とされるだろうな、と危惧もしている。

 果たして一瞬の栄華か、サステナブルな玉座か。

 それは神«グーグル»のみぞ知る。

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