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こころ──2023年6月21日


・こういう表示を見るたびに「無茶言うなよ」と思う。まずお前のポテンシャルを教えてくれ。




※これから間違ったことをたくさん言うと思います。あくまで無知なド素人の戯言と、真に受けないでください


・あるゲームにこんなセリフが出てきた。「普通は病気になってから病院に行くけど、精神病は病院に行くことで病気になる」

・言い換えると、病院に行かなければただの性格や感情でしかなかったものが、医師の診断や心理テストを受けることで過去の類似した症例に当てはめられ、そこで初めてうつ病や統合失調症といった病気にカテゴライズされる。これは興味深いなと思った。

・『言の葉の庭』という映画に「みんなちょっとずつどこかおかしいのよ」というセリフがあったが、実際すべての人間は何かしらの心の病を抱えていると思う。○○中毒なんて誰しもひとつやふたつ持っているだろう。それだって程度がすぎれば立派な病気だ。


・精神病と認定されるか否かのラインは「日常生活に支障をきたしているかどうか」だという。

・仮に「死にたい」と塞ぎ込んでいても本人がそれを良しとしているなら病気ではないし、明るくて悩みなんてなさそうな子も屋上の柵を乗り越えてしまった瞬間にそれは精神病になる。

・結局は本人が自らそれをどう感じ、どう捉えたかが基準となる。心の病とはなんて曖昧なんだろうと思う。曖昧だからこそ本人も周りも病気だと認識できず、気づいたときには手遅れになっていることもある。

・『PSYCHO-PASS』のシビュラシステムみたいに、心の疲れ度合いが数値で分かるようなものがあればいいのにと思う。そういえば『CROSS†CHANNEL』というゲームにも一般社会との不適応率を示す"適応係数"という指標があったな。そういった数値が、健康診断で血圧やγ-GTPと同じように測れれば、「うつは甘え」と抜かす根性論者に救助の声が黙殺・圧殺される被害者を減らせるかもしれないのに。


・そういえば昔、仕事に疲れてメンタルクリニックに行ったことがある。どのクリニックも予約が取れなくて、辛うじて当日でも受け付けてもらえるクリニックに行ったら、広めの待合室のソファが老若男女で埋め尽くされていて驚いた。立って待っている患者さんもいた。その光景を見たときは何となく現代社会というものがそこに凝縮されているような感じがした。

・だが、それと同時に、不謹慎だけど、少し嬉しくなった。人の心が見えないゆえに、こんな苦しい思いをしてるのは自分だけだと思っていたから、実はみんなもツラい思いをしているんだ、普段はそれを表に出さず頑張っているのだ、と感動し、勝手に仲間を得たような気持ちになったのだ。頑張ろう、みんな。社会に負けるな。その瞬間だけ心の荷が降りたのを記憶している。

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