タイトルなんて自分で考えなさいな──2024年3月8日

日記なんてものは即時的なものがいい。

今まで昨日の日記だの一昨日の日記だのなまじ整理整頓された日常を切り落としてきたが、本来日記はその日のあれこれをあけすけに記述するものだ。

時間をかけて時間軸を整理して体裁を整えたものなんて結局その人の人間性を顕すものではない。偽らざる自らをありのままに記さなければ本来の日記とはいえない。

ということでありのままの自分を晒す。

酔っている。ああ酔っている。

いま打ち込んでいる文字でさえ自分が打っているのか自分以外の認知せざる存在が俺の意識を無視して打ち込んでいるものなのか判然としない。

視界がぐわんぐわんと揺れ、でも世界とはこんなに楽しくて美しいものだったかと錯覚している。

酒の調子が狂うと逆にこの世界がいかに悪意に満ちて吐き気を催すものかと感じることを考えると、今日の酒は健全な酒だったのだろう。

会社で誕生日会があった。3月誕生日の人間がメインとのことで、俺ともうひとりの社員さんを全社的に祝って貰った。

まず誕生日ケーキがすごい。崎陽軒のシウマイ弁当を模していて、その完成度の高さに感動した。

そして社長と会長、それに同部署の同僚やかつて協力してタスクに臨んでいた社員や別部署だけど友人として仲良くしていた方から誕生日プレゼントをもらい、人間の暖かさをこれでもかと浴びて泣きそうなほど嬉しかった。そういった感情のおかげで、人生で上位に匹敵するほど酒が美味く感じた。

ありがとう。明日の稽古に生きてたどり着くためには余程の覚悟と労力が必要になるだろうけど、今の状態ならがんばれるはずだ。

人は美しい。厭人癖のある自分だけど、いま関わりのある人は全員もれなく大好きだから、その好きという気持ちをバネにして全力を尽くせる。

いよいよ30歳になんなんとする自分がこんな気持ち悪いことを言うのは投獄レベルで気持ち悪いことかもしれないけど。でも本音なのだから仕方がない。許してくれ、ビッグブラザー。

そして帰り道に、先日観たお芝居のスピンオフ(番外SS)を改めて読ませてもらった。はーあ。良すぎる。

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