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生後25年日記 40日目「にんにくを食べるとお腹が痛くなるのはなぜ?予防にはヨーグルトが効くって本当?調べてみました!」

・今朝、気だるい身体を布団から起こした瞬間、激しい腹痛に襲われた。

・恐らく昨日、にんにくを食べ過ぎたせいだ。

・Twitterでも書いたが、外出自粛で誰かと直接対面する機会がほとんど減り、口臭を気にする必要がなくなった。

・実家ぐらしの場合は家族という存在があるが、それを除けばにんにくだろうと臭豆腐だろうとシュールストレミングだろうと何の気兼ねもなく食べられてしまう。

・だから油断して昨日、にんにく料理をたらふく食べてしまった。それが今朝の腹痛につながるわけだ。他人の目(鼻?)から解放された嬉しさから、自らの肉体にまで気遣いが回らなかった。

・そもそもにんにくを食べるとどうして腹が痛くなるのだろう。刺激物だから、という曖昧な理由だけで普段は片付けてしまうが、にんにくが胃を刺激する作用機序がわかれば、もしかしたら何かしらの対策が立てられるかもしれない。

そこで、調べてみました。

無題

新コーナー【Today's Bean Knowledge】!!

いぇーい(ガキどもの歓声)

どんどんぱふぱふ(効果音ラボのフリー音源)

このコーナーでは普段私達が細かすぎて抱かないような、あるいは抱いても調べるほどのことでもないような疑問を徹底的に調べ、皆さんの豊かな生活の一助にしていただくコーナーです。

ちなみにコーナー名はお分かりの通り「今日の豆知識」をガッツリ直訳したものです。こういうところにネーミングセンスのなさが表れるな。

ニンニクを食べると腹痛が起こる原因

ニンニクを食べると腹痛が起こるのは、「アリシン」という成分が体内で暴れてしまうからです。

「アリシン」は非常に強い抗菌・殺菌作用を持った成分で、風邪やインフルエンザ、食中毒などの疾患を予防、改善するのに役立つ物質です。

しかしこの強い抗菌・殺菌作用が裏目に出ることがあります。

にんにくを食べすぎたり、少量でも胃腸の調子が悪かったりすると、「アリシン」は以下の行動を起こすことがあります。
・胃の粘膜を刺激して胃痛を引き起こす。
・ビフィズス菌などの腸内の必要な細菌も殺してしまう

この暴走によって人間は胃痛・腹痛に苦しめられたり、下痢を起こしたりする羽目になるのです。

腹痛が起きたらどうすればいい?

腹痛が起こったとき、とるべき行動は以下の3つです
・水分をとる
・乳製品を摂取する
・発酵食品を食べる

■水分をとる
腹痛の原因である「アリシン」は、水に溶けやすい性質を持ちます。
そのため水を飲んだり、キャベツやレタスなどの水分量の多い食べ物を食べることで、刺激が弱まり、「アリシン」が素早く体内から排出されます。

■乳製品を摂取する
腹痛や下痢を起こしてしまう人は、そもそも胃腸の状態が良くない可能性があります。
その場合、ヨーグルトや牛乳などの乳製品をとることで、胃腸の状態が改善され、にんにくの刺激に耐えられるようになります。

■発酵食品を食べる
納豆やチーズなどの発酵食品も同様に、腸内細菌を増やし、腸の環境を整えます。

※補足:アリシンとは

「アリシン」は元々、天然の酸化防止剤である「アリイン」という物質が、ある酵素によって変換されて産出されたものです。

その酵素というのが、「アリナーゼ」です。

「アリナーゼ」はニンニクや玉ねぎなどのネギ属植物に含まれる酵素群のことです。

この「アリナーゼ」、普段は物静かな子なのですが、宿主であるニンニクや玉ねぎがダメージを受けて細胞が破壊されると、途端に態度を豹変させます。彼氏を守るヤンデレみたいなものですね。

「アリナーゼ」は「アリイン」を呼び出して、急に「アリシン」という強い抗菌・殺菌作用を持った成分に変えてしまいます。

Point!
「アリイン」と「アリシン」は字面が似ててわかりにくいので、
・「アリイン」は陰キャのように大人しいので「アリ陰」
・「アリシン」は神のように強いので「アリ神」
と覚えておきましょう。別に覚えなくてもいいけど

そして「アリナーゼ」に洗脳された「アリシン」は、ダメージを与えてきた相手に対して刺激を放ち威嚇することで、宿主の身を守ります。

つまりニンニクをナイフで切ったりすりおろしたりすると悪臭を放つようになるのは、「アリナーゼ」というヤンデレによって生み出された「アリシン」の防御作用によるものなのです。

ちなみに玉ねぎを切ると涙が出るのも、この「アリナーゼ」がスルフェン酸という物質をsyn-プロパンチアール-S-オキシドという揮発性のガス(催涙ガス)に変換するからです。

最後に

いかがでしたか?

以上の情報を参考にして、皆さんも快適なにんにくライフをお送りください。


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こうやって旅がしたい

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