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懲悪の部屋──2024年2月8日


・スタァライトのライティング上映、予約開始の0時ちょうどにF5連打して何とか最後列は確保したが、開始5分足らずでこの有様。人気ぶりが伺えて嬉しい。


   

・ちゃんとリマインくん設定しておいて良かったぜ。



・向かい合う形で対面に座る職場の同僚の机に「キッチンポリパック」というオレンジ色の箱が置かれている。小さい袋が何枚も入っていて、ゴミ袋として使っているらしいのだが、本当に迷惑だから片付けてほしい。

・机の上のモニターやアルコールジェルが、箱の側面に書かれた「キッチンポリパック」の「キッ」と「リパック」の部分をうまい具合に隠し、とんでもないワードを常時浮かび上がらせているのだ。

・油断してるとその単語が目に飛び込んできて笑いそうになってしまう。お茶を飲んでるときはなおさら最悪だ。

・セクハラで訴えようかなと思う。


・福田村事件を見た。

・これは面白いとか面白くないとか、ツラいとか泣いたとか、"物語"に付随するような感想を述べるべきではない。感情ではなく理性でこれを受け止める必要がある。

・国家への信奉と同調圧力が作り上げた差別意識……いや正確には差別意識というより、スケープゴートをでっちあげて、いわば"勧善懲悪"の意識による団結を国家ぐるみで作り上げた。それが厄介なのだろう。

・それを正義と信じた人間の暴走が最も危険を孕んでいる。本来ストッパーとなるべき理性・倫理観が、正義の名のもとでは逆ベクトルに働いてしまうからだ。

・しかもあの時代の潮流の中では、そのことに気付ける人間は多くないのだろう。仮にいたとしても、劇中の村長や船頭のように圧倒的な数に押しつぶされ、飲み込まれてしまう。しかも無関係な過去のあやまちさえも持ち出されて……。


・すぐに現代の諸問題に敷衍してしまうのは悪い癖だけど、やはり最近のSNSでも似たようなことが繰り返されているように感じる。

・出どころ不明のデマに騙されて、圧倒的多数が少数を寄ってたかってリンチして、あまつさえ無関係な人たちにさえも「名前が似ている」などのバカな勘違いでファクトチェックもなしに攻撃を加えて…。

・その攻撃が肉体か文字かの違いだけで、やっていることは福田村事件とほとんど変わらない。本当に、本当にイヤな時代だ。

・でもそんなこと言っている自分も、劇中の教師のように、何もできず見ていることしかできないのが何より悔しい。

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