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りんはや
2023年12月5日 00:28
泣くことに抵抗があった。人前で泣くのは恥ずかしいという固定観念があり、それが肥大化してひとりのときにも涙を流せなくなっていた。かれこれ10年ぐらいそうだった。「◯◯をみて泣いた」とツイートすることはあっても、それは一種の誇張表現でしかなかった。まるで涙腺の出口で重厚な扉がせき止めているように、泣こうと思っても泣くことができなかった。でも、あるアニメをみたとき、それはいとも簡単に覆された