不妊治療の記録②〜初診〜
こんにちは。ひなぴよです。
前回、不妊治療を始めるにあたっての自己紹介と病院選びについて書きました。今回は予約から初診までをレポします。
予約について
完全予約制の病院です。
夫と私それぞれに仮IDを発行し、予約の電話をする必要があります。
(再診はWEB予約可能、初診の日時指定は電話のみ)
4月最終週某日。
不妊治療の病院はいつも混雑しているイメージがあり、初診まで一か月待ちなんて言われたらどうしよう…と内心ヒヤヒヤ。
意外にも、夫の分はあっさり次の土曜の予約が取れました✌
女性の初診は平日のみで直近は都合が合わず、ゴールデンウィーク明けの午後イチの予約に。
予約できないよりは院内で待たされる方がマシかな。
夫の初診
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、土日の付き添いは不可だそうで…
残念だけど仕方ない。コロナを憎んで人を憎まず。
不安そうな夫を励まし、お見送り。がんばれーー!!
診察完了まで最大3時間程度かかるとの注意書きに怯えていたけど、それほど待たずに呼ばれ、合計1時間もかからずに終わったらしいです。
よかった。
土曜だけど待合室に全然人いなかったって。男性の患者は少ないんだな~。
内容は、問診と血液検査。
心因性のEDの可能性が高いので、前の病院で処方された薬を試すようにとのこと。
薬の名前がわからなかった(持参すればよかった)けど、代表的なED治療薬の説明をされ、使い方と注意が書かれた紙を持ち帰ってきました。
更に、別途カウンセリングとセックスセラピープログラムの紹介もしてもらいました。
必要であれば連絡してくださいとのこと。
現時点ではまだ申し込んでません。
行き詰ったり悩んだときに頼れる場所があるというのは、心強いなと思いました。
保険診療と自費診療
2022年4月から不妊治療のうちいくつかの項目が保険適用になりました。
詳しくは厚生労働省のHPを見てね!(年齢・回数の要件あり)
費用の負担が大きく減るのは患者側にとっては喜ばしいことですが、デメリットもあります。
それは、保険診療と自費診療を同日に行うことができないということ!
夫の場合だと、問診と血液検査は保険診療の適用範囲内、精液検査は適用外です。
もし同日に全ての診療を行った場合、混合治療となり、すべての治療費が自費診療になってしまう…
法律で定められているとはいえ、何度も病院に足を運ぶのは面倒だし、仕事との両立が難しい人が大半なのでは?
その辺の融通がきけばもっと通いやすくなるのになあ。
前述した年齢・回数・処置内容の制限のために自費診療を選ぶ人も少なくないみたいです。。
私の初診
話を戻します。
5月2週目某日。
半休を取り、病院の最寄り駅へ。
ポテトフライの販売休止の店舗が多いなか、たまたま病院近くのケンタッキーは販売継続!という情報を知り、喜び勇んでチキンとポテトとジュースをランチにとりました。(なんの話?)
食べながら(そういえば血液検査あるのにこんなにガッツリ食べていいのかな…)と思ったけど、時すでに遅し。
病院側からの注意喚起がなかったことを免罪符にして完食。美味しかった~~!!!
もうチキン2個でいっぱいいっぱい。
内臓の老化を実感…😭
焦るけど、焦ってもどうしようもない!
マイペースで頑張ろ。
病院には予約時間のギリギリに到着しました。
総合受付で丁寧に院内システムの説明を受け、待合室で待機。
院内めっちゃキレイ。
待機スペースはかなり広めに作られていて、窓際のカウンターではコンセントとLANケーブルを刺す穴もありました。待ち時間に仕事する人もいそう。
もちろんwifiも飛んでいます。
食事は基本的に禁止、飲み物はOK。
緊張でのどが渇いていたため、ウォーターサーバーの水をがぶ飲みしつつ、ipadでひたすら漫画を読んで時間を潰していると、番号が呼ばれました。
診察室前に移動し、さらにそこで待つこと数十分。
受付してからちょうど1時間後にようやく診察室に通してもらえました。
問診
問診票を見ながらの会話は特筆すべきことはなく、淡々と進みました。
強いて言うなら、生理周期が不順であることを確認されたことくらい。
恥ずかしながら、生理周期についての理解が乏しかったため、ルナルナで記録している過去の生理周期の画面を先生に見せました。
問題があるほどの不順ではなく、一安心。
次に不妊検査ドッグの項目についての説明です。
今日>自費診療の超音波検査と血液検査
生理2日目~5日目>ホルモン検査
生理6日目~11日目>子宮卵管造影検査
排卵日を診る超音波検査
排卵日より5日~7日後>黄体期ホルモン検査
さらに今回の検査結果を聞きに来る日
検査だけでこれほど大変だとは…😭
かなり細かく検査日が指定されているため、今月だけであと何回病院に行かなければいけないんだろう…と気が遠くなりそうでした。
希望しない検査があれば省いてもらうこともできるけど、私はなんとか時間調整し、医師に勧められた検査は全て受けるつもりです。
人工授精を勧められる
最後に、私の状況だとタイミング法は飛ばして人工授精から始めた方がいいという話をされました。
実は……夫の初診後にEDの薬を飲んで行為ができたんです😭✨
恥ずかしいから詳細は省くけど、指示通りに薬を飲んだら、みるみる元気に。私に興奮できない・セックスしたくないんじゃなかったんだって分かって嬉しかったです。
薬の効果すごすぎる。開発してくれた人ありがとう!!!夫も飲んでくれてありがとう。
みんなありがとう…そして私おめでとう。
しかし…射精には至らず。自然妊娠への道のりはまだまだ遠いことを痛感。
タイミングを取るとなると余計にプレッシャーがかかりそうですよね、と医師と確認しあいました。
排卵日EDの人も多くいるとか。
だったら、結果重視で人工授精から始めましょう!ということです。
人工授精という字面の無機質さにビビってた私ですが、話を聞くと今の私たちにぴったりな治療方法で、やらない手はないなって思いました。
人工授精は、排卵日当日に、十分に洗浄・濃縮した精液を子宮内に直接注入します。ED、仕事等の都合で性交渉が難しいカップルに効果が期待できる方法です。
他にも、精液検査結果がやや思わしくない方やフーナーテスト(下記参照)が不良の場合にも薦めているようです。
人工授精をして妊娠にいたる人は施行全体の約50%で、うまくいかなかったら体外受精にステップアップします。
費用は保険診療で約6000円、自費で33000円でした。
なるはやで検査を進め、次の排卵日から人工授精にチャレンジしていく方針を固めました。
初めて不妊治療クリニックを受診してみて
問診のあとは採血をして終わりです。嘘です。超音検査がありました!
ジェルを塗った経膣プローブという棒状の器具を膣内に入れ、膣内で動かし身体の中を観察する検査です。
女性にはおなじみの、あのお股をパッカーン!と強制的に開く椅子に乗って、カーテンの向こう側からの診察でした。患者が恥ずかしい思いをしないよう配慮されています。
痛みはほぼありませんでした。異物が挿入されているな~という違和感が少しあるくらい。我慢するほどではないです。
椅子の横にモニターがあり、一緒に見てくださいね~と言われるのですが、正直なにがなにやら分かりませんでした。白黒のエコー写真みたいな画面でうねうね何かが動いてるだけ。
結果はその場ですぐに教えてもらえます。
子宮と卵巣の状態は正常ということで安心しました。
受付~会計まで合計で2時間かかりました。
いつ呼ばれるか分からない緊張もあって、ちょっと疲れたなあ。
仕事中抜けとかじゃなくて午後休取って正解でした。
採血のとき、看護師さんにいつ来るのがいいか聞いたら、平日の午後イチの予約が比較的空いていますよと言われました。
ん?それ、今日の予約じゃん。これで早い方…そうか…うん…
診察開始時間の30分前から受付は開始してるというので、次回からはギリギリではなく早めに行こうと決意した私でした。
友人から「職場の同僚が初めて不妊治療の病院にいったとき、なんでもっと早く来なかったの?って言われたらしい」という話を聞いていたことから、同じようなニュアンスで責められることを覚悟していたけれど、杞憂に終わりました。
医師は現在の私の体の状況、妊活の進み具合を確認し、今これからできること・すべきことだけを教えてくれました。
過ぎてしまったことに対してネガティブなことを言われず、これからも安心して通い続けられそうです。
ただ、患者が多いため、こちらから積極的に質問しないとすぐに問診が終了してしまいそうな雰囲気はありました。
終わり際に「なにか他に聞いておきたいことはありますか?」と尋ねてくれるので、あらかじめ疑問や不安点を整理しておくと満足のいく診察になりそうです。
医師に相談しづらい心の悩みを聞いてくれる「看護相談」という仕組みもあるのですが、コロナで休止中で残念です。
もう既に先回りして色々と不安を募らせてしまっているので、早く再開して話を聞いてもらいたい・・・
おわり。
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