不妊治療の記録③~子宮卵管造影検査で泣く~
前回の検査を飛ばしちゃったんだけど、タイトルにある子宮卵管造影検査が衝撃的だったので、新鮮なうちに記録に残しておく!
→前回までの検査結果は全て良好、AMI値6.5で20代の数値だった(^^)/
※口調がだいぶ変わってきてるけど気にしないで読んでもらえたら幸せ
ですます調よりも読みやすいかな?と思って、あえて変えてみた
痛いという噂は聞いていた
不妊治療のあらゆる工程の中で、「卵管」を使うものは痛みを伴うと聞いたことがあった。
試しにTwitterやGoogleで検索してみると、恐ろしい体験談が出てくる出てくる…
・気絶するような痛み
・子宮が重すぎてもう無理だと思った
・検査のあとに仕事なんてできる状態じゃねえ
・陣痛を思わせる激痛
・ずっと泣き叫んでいた
怖すぎる。
朝イチで検査して会社いこ♪って思ってたけど、秒でやめた。
有給休暇しか勝たん。
ちなみに、事前に痛み止めの処方があるクリニックもあるみたいなんだけど、私の通っている病院は無かったため、「鎮痛剤のんでいってもいいですか?><」と許可をもらって市販の鎮痛剤を飲んでいった。
あとでわかることだが、気休めにもならなかった。
医師も半笑いで「うーん、あんまり効果ないと思いますけどね」って言ってた。。。つらい
子宮卵管造影検査とは?
ザックリ説明すると・・・
子宮内に造影剤を注入し、子宮の形や卵管の疎通状態をレントゲンで観察する検査
子宮の形の異常、子宮内腔の異常、卵管の通過性(つまっているのか、どこがつまっているのか、走行性はどうか)、卵管周囲の癒着などが分かる重要な検査のひとつ。
じゃあ何がどう痛いの?というと・・・
・子宮の入口をふさぐバルーンを膨らませるとき(造影剤逆流防止)
・造影剤が流れるとき
主にこの2つで痛みを感じる人が多いみたい。
異常があるほど痛みも増すから、痛みも検査結果の指針の一つになる。
痛みの種類としては、生理痛の重~いバージョン、グーっと圧迫されるタイプ。
だいたいどこの病院のHPを見ても、そんなに痛くないですよ~大丈夫ですよ~安心してくださ~いって書いてある。
レポ読んだ印象とだいぶ違う。個人差あるにしてもそんなに違うのか…ムムム
配偶者の本人確認
検査の前に、仕事中の夫とテレビ電話を繋げた。
保険診療にするためには、配偶者の本人確認必須だそうで。
最悪、なりすますこともできるのでは?って思ったけど、ちゃんと顔写真つきの身分証を提示して確認を取っていた。抜かりはなさそう。
完全に余談だけど、夫側のスマホの通信状態が悪く、数分間の通話中ずっと私の(たるんだ)アゴが映し出されていたらしい・・・
「先生は見えてるみたいだからよかったけど、俺はずっとアゴと会話してた」と後から笑いながら言われて、夫の記憶を部分的に消去できないかなって思った。
医療脱毛の方が痛い・・・?
冒頭で痛みについて散々怯えていた私、本当は痛みに強い自信があった。
医療脱毛の痛みに耐えられているから!!!(あとハイフもやったことある)
VIOの脱毛やったことある人ならわかると思うけど、めっちゃ痛いんだよアレ。
スタンガン打たれたような感じ(スタンガン打たれたことないけど)
ピッと打たれる度にビクン!と腰が引けて逃げてしまうくらい痛い。
それに比べれば、まあいけるでしょう!と。
余裕ぶっこいてました。
たしかに、瞬間的な痛みのレベルで言えば、VIOの脱毛の方が断然上。
でもね、地味な痛みも長く続くと消耗してくるのよ。
いつ終わるかわからない精神的苦痛も相まって、結果的に私は泣いたわけですが。
いざ検査!
なぜ、そんなに時間がかかったのか…?
それは、造影剤を流すための管がぜんっぜん子宮内に入ってくれなかったから…
※管はボールペンの芯くらいの太さだと説明あり
医師いわく、子宮の入口が曲がっている、このままだと入っていかない、引っ張って形を整えてから入れる。
もう怖い、人間の体って簡単に変形できるものなんですか!?
「曲がっているというのは、異常なんでしょうか、それとも生まれつきの個性なのでしょうか…」
「形は人それぞれで、こういう人もいます。病気や異常ではないので安心してください」
よ、ヨカッター。
そういえば、検査の説明書に「まれに管が入りづらい方がいます。挿入できなかった場合、管代だけ頂戴いたします」と記載があったな。
そうか、私はまれな人だったんだ。
まさか自分がってみんな言う、イマ、オレ、ソレ。
これ以上余計なことを話しかけて邪魔しては悪いと思い、口をつぐむ。
カチャカチャ器具の擦れる音だけが響く。時計を見る。もう5分経ってる。
段々と体勢がきつくなってきた。
小さめのズーンとした痛みは断続的に続いていて、たまに重めのズーンがくる。
看護師さんは私が苦しそうな表情をしたり、息を吐いたりすると、左のスネを優しくさすってくれる。
それだけで不思議と気持ちが楽になって、ありがたかった。
手当という言葉の語源はここから来ているんだろうなあ・・・なんてぼんやり考える。
なかなか進展しない状況。
超音波の器具の先端が血まみれになっているのが見えて、あー血が苦手な夫が見たら卒倒するかもなあと思う。
たまに、今いけそう!って空気になって、挿入チャレンジするんだけど、全て失敗…
気付けば15分が経過し、予定していた検査終了時間をとっくに超えていた。
二人目の医師登場
「ちょっと…入らなそうなので、他の医師を呼びますね」
「ハイ…」
「人が代わるとすんなり入ることもあるので」
本日二回目のまさか。まさか医師交代することになるとは…
表面上は冷静を装っていたけれど、内心はちいかわ状態。
イヤッイヤッもう私の子宮はダメなんだ、妊娠できないんだウワーン!!!プルプル…
悪い方向に考え出したら止まらなくなって、泣いちゃダメって思えば思うほど鼻の奥がつーんとしてきて、こっそり泣いた。
35歳、病院で不安で泣いた。
問診台が元の位置に戻り、足を休ませていると、わりとすぐに第二の医師が登場。
私のお股をのぞき込んで、「うーん。とりあえず普通にいれてみますね」
私の想いと反比例してノリが軽い。
まあ重い空気を出されるよりはいいか。
カチャカチャグッ…(携帯小説なの?)
なんと入った。所要時間1分もかからなかった。
15分かけたのは何だったんだよお!と叫びたくなったが、第一の医師が色々頑張ったおかげで第二の医師の成功につながったのかもしれないし、私のために手を尽くしてくれた二人と看護師に感謝だね…
ありがとう…
その後、管をつないだまま、隣室のレントゲン台に移動。
ようやく検査のメインとなる造影剤注入となったのだが、痛みとか感じる間もなく一瞬で終わった。
管が入ったことと解放されたことが嬉しくて嬉しくて、ハイになってた。
結果発表
じゃん!全て異常なし!やったー!!
子宮はだいぶ左に寄っていたけど、造影剤はキレイに左右の卵管を通っていました。
超音波で卵巣の大きさを見ると、もう排卵間近とのこと。
今までの検査で特に異常がなかったので、ついに本格的な不妊治療スタート。
「2日後に人工授精しにきてください」と言われた!
思ってたよりも早い!
前回の検査で排卵促進する薬を飲んでいたからかな?
ルナルナの予測日よりも3日早い日を指定されたよ。
次回、人工授精当日のレポです。
またお会いできたら嬉しいです。
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