見出し画像

テレビ好きな私は、とある沼に片足を突っ込んだ(10)【第一部完】

佐久間Pアイドルプロデュースプロジェクトオーディションの最終審査が終わってから1週間が経ちました…。一体、誰が選ばれるのでしょうか。

事務所にひとりひとり合格者が呼び出され、佐久間さんから直接合格が告げられます。
最終審査が終わってからこれまでの間に、グループのメンバーは9人であることが明かされていました。

まず一人目は、元『青春高校3年C組』アイドル部、面白いアイドルになりたい齋藤さん
「最終審査合格です」と告げられ「えっ!」と驚きつつも嬉しそうです。齋藤さんは『青春高校』時代には埋もれがちな存在だったものの、本人も変わらなければいけないという強い覚悟を持ってオーディションに臨んだ姿勢が評価されたようです。そもそもこのオーディション開催のきっかけとなった佐久間さんへのDMを送ったのも齋藤さんであり、ここに懸ける思いは一番大きいと思われます。このアイドルグループは彼女のストーリーでもあると言えそうです。

2人目は、努力の人、高梨さん
合格を告げられ、周りをキョロキョロ。直ぐには飲み込めなかったようですが、面接を通じて自分が変わりたい気持ちを強く打ち出したことが評価されたそうです。目標を聞かれて急な質問にもスラスラ答えるところを見ると、機転が利くタイプでトーク力がありそうなのでバラエティー寄りの人選でしょうか。

3人目は、優等生タイプ、佐々木さん
緊張した面持ちでしたが、合格を知ると少し笑みが浮かびます。
歌とダンスのスキル、周りに応援したいなと思わせる魅力を評価したそうです。真面目な性格と本人が言う通り真っ直ぐでピュアな魅力、そしてほんわかした空気感が良い影響を呼びそうです。

4人目は、カナダ留学帰り、吉村さん
合格を告げられ、涙ぐみながら「ありがとうございます」と頭を下げました。
自分のためだけでなく他人のために努力出来るところ、(過去にアイドルオーディションを辞退したことも踏まえて)今度は自分に自信を持っていろいろなことを飛び越えていく姿を見たいと思わせる魅力を評価したそうです。
吉村さんが部屋から退出後「あぶねー俺も泣きそうになっちゃった、吉村さんの涙見てたら」と笑う佐久間さん。確かに、これまでの苦労が報われたような綺麗な涙でした。

5人目は、元『青春高校』アイドル部リーダー、日比野さん
合格を知ってもどこか浮かない顔なのは、これまで一緒に活動していた元『青春高校』の他の4人の合否が気になるからでした。それを察した佐久間さんから「5人全員は受かってない」と非情な通告。ある程度覚悟はしていたようで飲み込む日比野さん。
「(これまでの芸能生活で)悔しい思いをたくさんしていると思うから、頑張ってくれよ。柱の一人だから」と励ます佐久間さんの言葉に、日比野さんの目から涙がこぼれます。
日比野さん退出後、「日比野…何回泣くの見たかな。16歳から知ってるから120回くらい見た気がする…。嬉し涙にしてあげたいですね次は」とつぶやく佐久間さん。『青春高校』初期メンバーである日比野さんは最も佐久間さんとの歴史が長いメンバーになり、ラストアピールで「強い人間になる」と宣言した通り泣き虫キャラが佐久間プロデュースでどう成長していくのかというストーリーも生まれました。

6人目は、黒髪ボブ夏目さん
オーディション中、プレッシャーもある中で笑顔を絶やさずへこたれない気持ちを持ち続けたこと、常にアイドルの気持ちで頑張ろうという姿勢が伝わり周りの人を笑顔にできる力がスタッフにも好印象だったことが評価されたようです。明るく華のある笑顔を持っているということで即戦力のようですね。

7人目は、福岡の歌ウマ少女、永松さん
合格を告げられ一瞬理解できない顔だったものの、喜び半分不安半分といった表情。地方在住ということや、アイドルとしての先行きの不安がよぎったようですが「僕らもいい方向に行くように努力するし、できる可能性があると判断した。最後に上手くいくかどうかは本人のハートと周りのスタッフに『この子は売れて欲しい』と思ってもらえるかどうか。メイクさんや裏方のスタッフはみんな永松さんを素敵な人だって褒めていた。周りの人を笑顔にできる力がある人だと思った」と合格の理由を話してもらい不安は消えて覚悟が決まったような表情の永松さんでした。
佐久間さん自身が裏方の人だからでしょうか、メイクさんなどのスタッフにも意見を求めていたようですね。

8人目は、最年少剣道少女、林さん
合格を知らされ、しばらく理解が追いつかない様子。どうやら最終審査での歌唱審査がうまく行かなかったことでほぼ諦めていたようですが「(気丈に振る舞っていたけど)本当は失敗したと思ったでしょう?でもその時でもボロボロに泣くんじゃなくて頑張ろうと思ってくれていた。失敗はだれでもするから、失敗したけど他で取り戻そうと頑張っている姿を見ていた。大事なのは失敗した時。グループになって、林がまだ笑顔で頑張っているから他のメンバーが頑張ろうと思える存在になれると思う」と、精神的支柱への成長を期待しての採用のようでした。

最後の9人目は、天真爛漫な藤崎さん
「最終オーディション通過しました」という言い回しに「…え?」と返す藤崎さん笑。「明るさ、面白さ、勇気、可愛さが一緒に仕事をしたいなと思ったので、メンバーに入って欲しいと思いました」と話す佐久間さんでした。


これで9人の発表が終わりました。
9人が集合した中で、暫定かもしれないが…とリーダー指名されたのは齋藤さんでした。リーダーシップを発揮するタイプではないが、自分で自分を変えた努力・自分で頑張っている背中を見せて欲しいということでした。メンバー的に覇権争い・派閥争いするタイプではないように見えるので、リーダーを支えようということで一丸になれるのではないかなと思いますし、同じく『青春高校』で経験者の日比野さんは重圧から解放して自由にしたほうが活きるという判断でもあると思います。

アイドルとしてのスタートラインに立った9人。これからはデビューに向けてレッスンなどの準備期間に入ります。
どんなアイドルグループになるのか、佐久間さんはどんなプロデュースで売り出していくのか。レッドオーシャンに船出していく一行の今後の展開に期待が高まります。



【あとがき】
佐久間Pアイドルプロデュースプロジェクトについて勢いで書き始めたら10回も掛かってしまいました。本当は書きたかったけど筆力がなくて描ききれなかった魅力が、たくさんこぼれてしまっているのが情けないですが、熱量だったり彼女たちや佐久間さんの魅力が少しでも伝わっていたらいいなと思います。
私はお笑いガチ勢・佐久間さんファンから入った人間ですが、キャラクターが立ってきてYouTubeもお笑い的に面白いですしアイドルとしての活動の展開も出てきて更に今面白くなってきているので、今後もYouTubeで良かった回やライブイベントなど要所要所についてピックアップして書いて応援していけたら、と思います(1stワンマンライブ良かったな〜♫)

とりあえずオーディション・結成前夜編=第一部としては終わりです。
お読み頂きありがとうございました。


単純なのでサポート頂けたらある程度言うこと聞きます…!!