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3rd関立見ただけの人間の4th関立感想


はじめに

タイトルだけでは誤解を招くが、アニプリは全国まで、3rdは六角・関立を見た状態である。4thは全部見てきた。セカステ・サーステに関してはまだ観れていない。青9に推しがいたためこのような3rd視聴となっているおかしさは自覚している。
とは言え1st、2ndの関立は見ておらずまあまあまっさらに近い関立視聴である。比較が3rdしかないためそれらがある事はご了承願います。また、俳優をあだ名で呼んでいる場面が多々あるのでそちらもご容赦お願いします。

青学の観点

リョーマは上を目指すからもちろん強い相手と戦えることを望んでいる訳だけどそれでも手塚や不二との試合だけじゃなくてダブルミーニングでの「青学に入って良かった」っていう思いが込められている気がした。
To be No.1はもう青学が1つのチームとして同じ目標を掲げていてみんながむしゃらに頑張っているんだなって。これを聞くと、青学は優勝するしかないなってなる。立海に対してチャレンジャーなのが強さを認めていて本当に良いよね。立海戦の段階ではもう全国行きは決定しているのにそれでも青学は死力を尽くして「次に繋げる」ために勝利を掴むのが彼ららしい。
野良赤也戦で無我の境地に至ったリョーマを見て、もう遠いところに行ってしまったんだなと思った。近い存在じゃないけど等身大で上に行くために頑張っていたリョーマは一旦その時点での上限に当たって、その上限は私らにはたどり着けないし見えないくらい上にあったみたいな。と、同時にもうこのリョーマは卒業だと突きつけられた。
前日のレギュラーメンバーが枕に集って頭突き合わせて寝ているところ、青学みんなで丸くなって寝っ転がって撮ったあの写真を思い出してかなりダメージを受けた。
プールの授業をサボった→ゴーグルを全員につけさせて赤く発光させるのシンプルにずるい。あそこなんか元ネタあるらしいけど私は知らないやつだった。
ぷんすかぷんぷん、TLで見ていた時にはかなりあざといイメージあったんだけどものすごい勢いで歌うためそんな感じなんだってくすってなりました。何回も擦ってくるの反則です。
打ち方とかだけじゃなく相互作用で回復した手塚とミユキの関係が美しすぎる。
勝負をしよう〜🎶の前客降りで舞台に上がってくるの集いって感じですごく好き。実際現地で通路引いたら普通に声抑えるの苦労するけど。
道を追うな、道を選ぶな。道を作る者こそが勝者。過去を追うな、今を選ぶな(選んだ?)。未来描く者こそが勝者。これメロディが本当に大好きなんだけど歌詞も良いよね。全ての歌詞が青学であり立海に刺さっていて、この段階で立海の勝利は有り得ないんだ……となってしまう。ただ、柳が勝てば優勝だったから、「過去を追うな、今を選んだ」の歌詞だと博士対教授にフィーチャリングされるよね。どちらも過去を見ていたようで今を見ていたのは乾だけだったっていう。
※これ「今を選ぶな」ぽいので上記の考えはなかったことに……。

立海の観点

不動峰戦の立海は王者のテニスとしての厳格さがあって誰よりも強いことを分かっているところとか。死力を尽くしてないってわけじゃないけど最短でゴールにたどり着くのがそれまでの立海って感じがする。
幸村のお見舞いシーン、丸井との関係とか色々言いたいことあるけどここだけ脳直で書かせてください。仁王雅治マジック上手すぎ〜〜〜〜〜⁉️⁉️⁉️⁉️フェイクパレードと合わせてこの男のマジックだけで軽く元取れるだろ。マジックショー見に来たくらいの満足感ありました。
みんな幸村と対等な関係の接し方をしている(丸井、仁王が顕著)けどその実全く対等ではないのがおかしい。部長でテニスが強いだけなはずであるのに幸村のために勝利を捧げるし。丸井だってケーキ奪うところとかはものすごく同年代の友達って感じがするのに、幸村のためならなんだってする(新テニ)のが、根底にあるのが行き過ぎた友情(尊敬か信仰に近い)っていう感じがして怖くなる。
立海ってラスボスの立ち位置だけど別に日常までそういう訳じゃなくて、リョーマが不意に倒れた時もみんな心配してくれたし、もちろん赤也がリョーマを潰そうとしたことをジャッカルも丸井も咎めたし、こと怪我や病人に関しては日頃の思いが出てくるなあと感じた。
例え草試合でも負けてはならぬっていう重すぎる規則の上に立海が成り立っているの歪。これがあるからみんな死力を常に尽くすことはなくても絶対に手を抜かないし、常勝を誓っているの呪いかもしれないね。
配信は手軽だけど良くないところは舞台の小物の扱いがどうなっているか全く分からないところ。真田が切ったやつどうやって落ちたのかすごく気になる。
幸村が倒れた時にみんな即座に集まって心配するんだけど、救命士が幸村持ち上げる時台車が動くからしゃがんで抑えてる仁王がすごく良かった。幸村倒れた時にしゃがんで声を掛けたり様子を伺ってくれる3B。幸村への尊敬と優しさで出来ている3B。
テニスの話はしないでくれと言っているんだ!もう帰ってくれ!の後、微かな歌声が響く中上から檻のように降りてきてレギュラーと断絶されてしまうのが悲しい。でもここでレギュラーは幸村のことを放っておくとかせず、きちんと心情を慮った上でお見舞いもみんなできちんと行くし、必ず勝つために試合をつくるし。それがあるから関東決勝前の幸村も真田と落ち着いて電話出来たのかな。 あれは手術出来そうもない(不治の病)と医者たちから言われていると思ったから荒れていただけで手術する(治る)見込みがついたから落ち着いたのかもしれない。
檻の時、みんな俯いたりしてるんだけど明らかに丸井だけ完全に俯いてて肩震わせてたから、ああ泣いてるんだなって。細かな部分で伝えてくれる幸村と丸井の関係性が好き。

他校メンバーたち

他校の面子見て悲しかったのが鳳が終始制服なところ。別日にあるしこの時点で氷帝の全国行きは無くなってる(はずですよね?六角戦で描かれるけどあれって関立後なのかな?)から制服なのも頷けるんだけどそれでも氷帝の気持ちになるとあまりにも悔しくて悲しかったな。あと多分だけど関氷の時より歌がすごく上手くなってて余計に悲しくなった。
六角不動峰戦っていうか六角関わるとだいたいさわやかでいい試合になるの見てて気持ちいい。不動峰も良い奴ばかりなので尚更。神尾良い奴代表みたいな感じだし。
檀君って常に可愛くて応援したくなるから凄い。
鳳長太郎、めちゃくちゃ声ふわふわで高くなっててびっくり。日替わり寸劇の客席の盛り上がりがものすごい。これ現地いたら笑い止まらない自信ある。この空気感で青学と立海出てくるの耐えられないよね。
全国出場校の発表時、一人の神尾を優しい表情で見守っているGPが良かった。その後ろで一人はけていく鳳の哀愁。
真田の暴君にダジャレ言えるダビデの心臓が強いんだけど、一番後ろなのをいい事に丸井がそれに笑っているのも中々良かった。

D2

桃城・海堂vs丸井・桑原

大好きな試合。日替わり空気感で紹介される立海、可愛く思えてくる。自分だったらこの中で王者と言われる雰囲気を作り出せないかもしれない。
大石が勝利宣言するところ、その後の大石の反応含め私は3rdの方が好きかもしれない。でも俺たちは勝つために来た!の表情があまりにも真剣でがむしゃらだったのがすごく印象に残った。
丸井の歌声、イヤホンで聞いて始めて歌詞理解出来たんだけどこれキーが高いのかな。台詞は普通に低めだし聞き取りやすいから少し疑問だった。でもこれは初日から見ていないし変わった結果これなのかもしれないからなんとも。
でも丸井らしく自分への自信に溢れた歌詞ですごく良かった。ジャッカルに首根っこ掴まれてるの赤也と同じカテゴリーって感じがする。ジャッカル歌安定してて良いな〜。
倫太郎の丸井って、目立っている時は丸井らしい自信に溢れたキラキラ陽キャポーズがものすごく上手いので見る度に納得してしまう。あれでいてまとめ役らしいから丸井のお兄ちゃん気質なところもきちんと兼ね備えられてるよね。
堀尾がブーメランスネイクのこと話してる時、菊丸がちょっと……て止めてたの良かったな。相手に情報漏らしちゃだめじゃんっていうのが分かってる。ずっとやめなよ〜てしてる。ここリョーマも反応してたから一応懸念はしてるのかな。乾と不二は向こうが知ってるっていうの分かってそうだけど。大石とタカさんはこのダブルスなら勝ってくれると信じてるんだろうな。
海堂も桃城も本当にその場で戦っている緊迫感がある。必死に試合に食いついている。
それなのに丸井の台詞の軽さがほんとうに強者って感じ。こんなに強い相手と戦うのか……。
いつもテニスしてる男と刀持ってる男に疑問を感じるんだけど、あれどうやってくるくる回してるんだろうね。できる人は癖になるくらいまでやり込むらしいから本当に簡単なように見せれるよね。
海堂が見せる粘り強さがS3でも生きてくるの本当に上手いよね。桃城の洞察力を褒め、粘り強さを信じ。美しい。
あ〜美しいな、信頼って。海堂桃城も丸井ジャッカルもダブルス相手のことを信じてるいる試合なんだよね。
最後の一球、青学の2人はずっと死力を尽くしているけど丸井がここで守備に回ってギリギリ返球、膝をついた後「行け行け行け行け!」て必死に勝ちにこだわってるのが静かな情熱って感じに見えて良かったな。立海からすればそれまでの試合は全部余裕でこんな必死なこともなかっただろうから余計に勝ちに来たんだって伝わってくる。
パワーリスト外したのも相手として認めた感じがしててここの試合すごい良い。

D1

大石・菊丸vs仁王・柳生

初っ端から菊丸がステップで2人に分身する訳だけど毎度ボーイズさんとか似ててすごすぎる。菊丸回想ソロの時も動きがシンクロしてて違和感ないのが上手い。
GPデュエットの歌詞が全部良い。もう自分よりも強いのに……て大石は言ってるけど、2人ともこれからもテニスボール追いかけようねだからダブルスやめるつもりなんてなくて絆深いなあ。
らんじゅって誰やっても上手い。(仁王も柳生も上手いの意)
ここからフェイクパレードの話をします。
靴下が下がらないのシンプルにすごいと思っているんだけどソックタッチとかしてる?(平成)
イントロ歌詞が壊れたラジオとかの音質なの本当に不気味で怪しくて立海D1て感じがして最高です。
詐欺で相手を手のひらの上で転がす、騙す、魅せる、それをパレードとかショーとか表現するのが上手。パレードっていうのが1番上手いなって感じた。対戦相手(パレードキャスト)だけじゃなく観客(応援)も巻き込んで騙していくのはもうパレードなんじゃないか。
ウィッグ交換早すぎて全景じゃないと分からないの悔しいな。はけてないのにどうやって変えたんだよ。柳生の上にそのまま仁王ウィッグ被ってたのを脱いでジャッカルに被せたのかな。昨今の技術ではウィッグ取れたりしないように機械なとでやると聞いた事があったのでそんな簡単に脱げる?とは思うしどうやって試合中取れないようにしていたのかも謎。舞台にはまれにこういう演出の謎があるから考えるのが楽しい。仁王がはけてウィッグ戻すのはわかるんだけど柳生はどうやって仁王から柳生に……。
他校生も踊るのがパレードっていう表現に加速をかけていて良い。
全体的にこの曲中のSEがキラキラで魔法っぽい感じが詐欺というよりマジック寄りなんだなと感じさせられた。
あとこれは幸村お見舞いシーンから言える事だけれど仁王らんじゅのマジック上手すぎて満足感がすごい。見るべきところはたくさんあるのにマジックが上手いことにより何度観てもそこに目が吸い寄せられるの悔しいけど本望かもしれない。
大石のテリトリー、タカさん⁉️てなった。優しさが伝わってくる歌声すごい。GPが語るダブルスの無限の可能性の説得力さもありなん。鳳から歌われるダブルス、全国では必ず実力出して全力で迎えよう。
ここ、大石がにネットつくことで一時的にサーブアンドボレーヤーになっていて、後方の菊丸の自由性が高まってるのかな。
GP曲の菊丸が常にうるうるで、お互いを信じて数年やって来て、大石と菊丸はまだ全国制覇に向けて試合を続けていくけどこの2人はここで終わってしまうし、最後勝って終われなかったの悔しいよなあって思う。

二幕OP

この歌大好きで仕方ない。始めに歌わなかったなと思っていたらここで歌うの、このシングルスで決着が着くんだなと感じさせられる。始めの方で青学がチャレンジャーなのが良いって言ったけど結局青学も勝負する側なので「受けて立つぜ」と言い切るのが良い。
終わらないテニスの時代、成すべきことはテニス。
青学は全国三連覇の立海に挑むわけだから「俺たちの結末はまだ誰にも分かりはしない」けど、立海に負けはないから「俺たちの結末はもう既に決まっているぜ」なんだね。でもどちらも「成すべきことはテニス」だから。
両校見合う形になるの、対決前として美しいしその後S3の2人が出てきて中央で向かい合っているのが何よりも演出として大好き。4thの細かなこういう部分が私に合っているんだと思う。もちろん演出とかテンポ、台詞のあれこれで3rd以前の方が好きっていう部分もあるんだけど盛り上がるところのこういう感じが好きです。

S3

乾vs柳

大好きな試合です。シングルスでもダブルスでも柳との試合が面白すぎる。
3rdの関立のこの試合も大好きで4年と2ヶ月と15日の歌が大好き。3rdは2人の因縁を強く感じさせたけど4thの2人は試合を楽しみにしているって感じだった。
柳が4年前と同じ試合展開をさせられていると気がついた後の返答、「返り討ちにしてやるぞ、貞治!」が楽しそうで柳は戦いたかったから決着を持ち越したんだもんなと納得していた。
タカさんが歌い始めるのは試合ないからその分歌貰ってるんだなと分かったんだけど、みんなで「お前らの言葉に異論はないだろう」と卒業メロディで歌い始めるもんだからもう終わってしまうのかと思った。立海からすれば柳が勝てば終わる話だからこのメロディが相応しいのかもしれない。三連覇の強豪に挑むっていう構図は主人公校なんだけど、元々強いキャラクターも全国行きもしている学校だから関東で立海を下すところが主人公校というよりライバル校らしく見えてくるのすごいよね。
関氷にもあったメロディの無い戦い、息を飲む演出だよね。テンポが良いわけでは無いけどこの試合の行方を食い入るようにして見つめてしまう。
「無惨に散っても言い訳はするな」言い訳なんか必要ないくらい楽しそうなテニスが見れて満足した。「2人の心に 入り込めはしない 誰も止められないのさ」これだと思います。
柳は乾のことを「やっぱり博士はシングルスプレイヤー」と評しているから小学生の時から分かってて、シングルスとして戦いたかったのかな。

S2

不二vs切原

不二も赤也も信じられないくらい目に光が入ってキラキラしている。
この頃の不二ってまだそこまで髪長くないから顔周りは短い方がいいなぁって思っているけどもち不二のビジュが好きなので許してしまう。あと台詞回しも好き。トーンがわりと不二に近い感じがする。
天才バイバイの歌い方良すぎる。
インビジブルゲームの不二周助、情熱が見えてて良かった。不二周助の試合曲周り巻き込んで歌ったりすることないから孤高だよね。
不二ソロから帰ってきた赤也に無我装置ついてる。こういうのを発見する楽しみがある。
負けそうになるから勝ちへの執着が生まれるんだよね。赤也は負けたし、倒さなきゃいけない相手がいるから。
シングルス3試合どこも決着がついてしまう試合だから常にフィナーレなんだけどここでフィナーレを始めようが流れてくるのがずるい。この曲が好き。フィナーレを飾れって歌う立海ベンチに対してまだまだ早いぜ!て返す青学ベンチ、全員が本気で手を伸ばしてて、優勝したい思いが伝わってきた。しかもここでリョーマがベンチから前のめりになって落ちそうなほど手を伸ばしているのが、自分だけが強くなっていけば良いっていうことではなく、青学の優勝をチームみんなで掴もうっていうことだと分からせられた。乾の時も大声でエール送ってたしね。
これは演出的に正しいのか分からないが、この曲の途中で不二のガットが破れており、本当なら破れるのは少し先なので客席から見た演出的に問題がないようにしているのかなんなのか。カメラで抜かれるとガット破れてるのが分かるからどうなんだろうと思っていた。ただこの後だとラケット取り替える時がないから仕方ないことなのかもしれない。でも「しまった!ガットが破けた!」て言っている時は完全に穴空いてるからすごい。何度観ても見抜けなかった悔しい。
無我の境地に食らいついた盲目の不二周助、このままいけばそれでも勝ったんじゃないかって思わせられるの本当の不二の強さを見せて貰った気がする。

S3

越前vs真田

本気で申し訳無さそうな声出す赤也にフォローする立海レギュラー、小学生かと思った。レギュラーと言いつつプラチナだけだったので赤也が一番初めに会った先輩がプラチナで良かったなとつくづく思わされた。
これは野良赤也戦でも書いたけど、リョーマはもう届かないほど上に行ってしまった。
まぴのリョーマは越前リョーマとしての最上限を叩き出している。健登は何故こんなにも手塚としての歌が上手いんだろう。
サムライファイターに関しては散々言われてると思うからもう改めて言うことが出来ないんだけど、全国大会決勝くらいの情熱と覇気があった。リョーマはこの試合で勝つんだなと思った。
To be No.1×フィナーレを始めよう、これほど決勝に相応しい曲も無いし、ここまでの3時間ずっと感じていたもう終わるんだの集大成。全立でもこの二曲を入れて欲しいな。
青学が勝ってもちろん嬉しい気持ちもあるのにここまで悔しさを感じるのは立海が優勝しなければならない思いの強さとかを散々描写してくれたからだと思う。晴れ晴れしい気持ちにはなれないなんとなく後味の悪さを感じるような、青春ものなんだけど不思議な感じだよね。
真田が副部長としてすぐに全国での立ち位置というか方向性を決めてまとめていたのを見てさらに悔しくなった。

メダル授与、卒バラ

一人一人名前を言ってくれるのが最高。本公でキャラクターとしての名前を言うのは最後だよね。
不二が手塚の分も貰ったから、それをまじまじと見つめているのが良かった。白石戦も楽しみ。菊丸はメダルを見せるように、タカさんは胸元で大切に握りしめて、それぞれの良さがあった。
卒バライントロ、みんな着替えるためにはけていくんだけど36だけ二人でつるんでゆっくり歩きながら帰るのが日常過ぎて良かった。
卒バラはキャストへの当て書きと言われていて、私もそんな気がするからそれで書くんだけど、

出会いの日を覚えているだろうか
互いの 目を見られないまま
無理して笑っていた君の顔を 覚えている

これが健登で、君が誰かは分からないけど

出会いの日を 覚えているはずだね
皆の目を見ていたからさ
これからワクワクする 出会いの春
覚えてる

まぴがアンサーとしてこれを返しているのが良い。主人公だからみんなのことを見ている。リプもきちんと返してるしまぴはみんなと共にいたし愛されてる。

俺たちはかけがえの無い 青春チーム
ここからスタートさ (繋いでくれ)
夢にぶつかり 夢に託して
夢は叶えて 始まる

お前らといれれば
それで良かった
ずっと もっと この先も仲間でいようぜ
ずっと ずっと ずっと
青春チームで いようぜ
ありがとう

青春が終わった後に君たちが青春を見せてくれて本当に良かったです。

選手宣誓、Prince of tennis〜4th season〜、HOWDY

公演が長すぎるため3曲だがどれも良かった。
柳生が分かりやすいだけで全員そうだと思うんだけど、他の曲でも選手宣誓でも柳生はレーザービームのSEが入っていて本当に良い。あと「神が微笑んでいる」の幸村いいよね。幸村の恋人はテニスの神だと思っているから、神が微笑む→愛されている幸村なのすごく解釈一致だった。
今回改めて確信したのが、不二の選手宣誓「大切なものは目に見えない 僕の中に燃える情熱が見えるかな」は本当に不二にぴったりだったんだと分かる試合だった。
4thの好きな部分のひとつとしてあるのがPrince of tennis〜4th season〜の存在。

ボールの音 ライバルの声
コートに光る涙
それぞれの始まりが今
幕を開ける
仲間と絆を手に掴め

涙がどんなものかは分からないけど王子様それぞれに意味があってそれがコート上なのが最高に良い表現だと思う。この一点で他全てを認められそうなくらい好きになれた。青12でも引き継いで欲しい。

もっともっと好きになれたよ皆がいたから
テニスがいたから
きっともっと好きにさせるよ
テニスがあるから
皆といる
気分はどう? Howdy!? alright?
もっともっと楽しい時が 皆といれれば
過ごせるだろ
きっともっと 辛い時 でも テニスがあるから
乗り越えるさ
気分はどう? Howdy!? alright?

いい歌詞だなあ、と思う。テニスに青春を捧げて、須らく素敵な王子様だと思う。
あとここの大楽出とちり赤也、スイッチングでも背後で先輩に詰められてて愛おしい。

切原赤也について

シンプルにビジュアルとか声で見ると3rd前田プロだなと思うんだけど4時間を通してせいやの赤也に惹かれてしまったのは彼の台詞回しの上手さと内面の表現性だと思う。
野良のリョーマ戦、フィッチかラフか選ぶ時の声色「え?当たったの?」とかの赤也本来の素直な感じとかが出ててそこが底抜けに上手なんだと感じた。元々サンタクロースを中2になっても信じている素直さがあるからそういうニュアンス的な可愛げの表現が上手すぎる。こんな素直なのに乱暴なテニスの時も狂気的な声であるにも関わらず、動きが嫌に冷静なのが赤也上手いなと思うところ。真田に負けたことを報告した瞬間の表情も、反省してるふりとか自分の負けが認められないとかでなく、ただ単純に真田に負けを報告したらどうなるのかを想像して恐怖の表情が出来るのがより深い魅力なんだと感じた。真田に殴られるのが怖いとかじゃなくて、立海のメンバーなのに負けてしまったことに向かってるのが歪だよね。
幸村が倒れた時も他と違ってその方向に一歩歩いてから駆けつけるところ。信じられなくて動きがゆっくりだったところもすごくぽい。どんな病気か分からなくて手足の自由が奪われる?と自分の手のひら見て考えているのが良い。手足使えなかったらテニス出来ないじゃん。て今にも言い出しそうで。深い絶望って感じ。でも赤也は治るって信じてるからこそ、自分の実力で三強を倒してみせる!と豪語していて、3年もそこに少し救われていそうな部分がある。
「幸村部長がいなくっても立海の三連覇に死角はないっすよ!」の言い方が、アニプリとかの印象を考えると(このシーンがあったかは不明。言い回しとしての想像)、自分に自信があるから居なくても大丈夫、というよりせいやの赤也は幸村が治療に取り組めるよう安心させるような明るい声色だったのが印象的。
S2で分かりやすい赤也ソロ来るけど、せいやってキャラとして歌うのが上手い。シンプルに歌が上手いっていう人達もいるけど赤也は多分そういう歌い方じゃなくて赤也らしさを出していかなきゃいけないから難しいと思うんだけどそれが伝わってくる歌声で良かった。
全国出場校発表時、前に出ようとして止められた赤也が他は出てるじゃんって言いつつ青学やプラチナにすごい絡んでて後輩気質を感じ取った。
結果的に、個人的な総評としては内面の表現性からくる庇護の誘いの上手さであると思う。

総評

アニメ見た時とか3rd見てる時は悔しさなんて無かったんだけど、青11のこれまでの試合を見てきて卒業も重なったことが大きいのか、全国までいけない悔しさがある。勝負に負けた立海がいるから余計に優勝した!と喜べないじわじわと悔しさが残るものになった。青学に対する気持ちは結局都大会から全国制覇までいけば無くなるんだろうが、立海に対する思いは全国いっても消えないし強まるばかりであるので、ライバル校にこんな思いを抱かせるのにはつくづく不思議な作品だと思う。
全て良いと言い切れる部分ばかりでは無かったが、個人的には良い関立だったのではと思う。特にS3からはあと一戦で優勝が決まってしまうという緊迫感があったと思う。D2D1との違いはそこでありここはSに比べたらさっぱり目だったかもしれない。S3からの重量がものすごいため不安ではあったが間延びしすぎているとは感じなかった。それでも4時間なためボリュームはものすごいが。関氷より公演時間が伸びているが間延び感は改善されていたと思う。
少し話はズレるが、先日3rd比嘉、ドリライ2018を観た。3rd関立まではそこまで感じなかった4th以前の演出というものを強く感じさせられた。2nd比嘉もバイキングホーンだけ観たが、何故突然船が?という感想を抱き、3rdでも同じ演出がなされた為、はっきりと理解することが出来た。3rd以前の演出込でテニミュが構成されていたため、脚本に合わない部分というより演出の違いがあるのだろうと思った。あまりにも別物過ぎたため、驚きはしたが私はどちらもそれぞれの良さがあるのだと思う。強いて言えば、今のキャストでの3rd以前の演出を観たいとも思ったが、今のキャストたちはあの脚本演出だからこその成長があり、表現力となり、関立で見せた成長があるのだろう。真面目な台詞回しや歌に対する意味を考えるのも好きだが、演出の細かな部分に着目するのも好きであるため、3rd以前も楽しませてくれるんだろうなという思いが強い。
私にとって初めてのリアルタイム卒業だが、青11は非常に素晴らしかったと思う。親が青9であるためそちらに思い入れがある部分は存在するが、何年経ってもまぴのリョーマを忘れられないんだと思う。奇跡のような表現力と存在感だった。海くんがインライで言っていたが、まさしく彼を越えるリョーマは出てこないような気がした。
青11、私の代わりに青春を見せてくれてありがとう。皆さんはスタートラインにいますが、これからの道も気をつけて。素晴らしい旅路でありますように。

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