2019年4月9日までの話
本日は4月9日。当たり前ですが明日は4月10日ですね。
この日付は自然と私を憂鬱な気持ちにさせるのです。
このニュース!が出た日だから
明るい話題に見せかけたミッキー&フレンズ グリーティングトレイルでのグーフィーのご出演に対する突然の余命宣告。あと2ヶ月もないうちにもうここではグーフィーに会えなくなっちゃうんだって。
バカがよ。アホがよ。
このカスバカアホのニュース!も気づけば5年前になってしまっていた。
キリもいいし当時のことや、今振り返って思うことを書き連ねてみようと思う。
言いたいことも、思い返してみて今だから思うこともたくさんある。自然とたくさん出てくるような場所だから。
なので
①2019年4月9日までの話(今回)
②2019年4月10日から5月31日までの話
③2019年6月1日から今日までの話
の3部構成で書いていこうと思います。
そもそもミッキー&フレンズ グリーティングトレイルって?
※東京ディズニーリゾートの「グリーティング」「トレグ」と聞いてぱっと意味がわかる人は読まなくてもいい項目です。
東京ディズニーリゾートでは、ミッキーを始めとするディズニーキャラクターと一緒に写真を撮ったりお話をすることができる。これらの行為をまとめてキャラクターグリーティングと言います。ファンの間では縮めてキャラグリと呼ばれる。
そしてキャラクターグリーティング施設は普通のアトラクションのように並べば確実にキャラクターに会える施設のことである。
東京ディズニーリゾートでは大きく分けてグリーティング施設のように並べば会えるタイプと、キャラクターたちが不定期にゲストに会いに来てくれるタイプの2種類がある。前者を施設グリ、後者はフリグリとファンの間で呼ばれる。フリグリではキャラクターの周りをゲストが囲み、キャラクターから指名された人が写真やお話をすることができる。タイミングの問題も有るため行けば必ず指名されるというわけではない。
さて、そのキャラグリ施設の1つに ミッキー&フレンズ グリーティングトレイル というものがある。そこでは当時ミッキー、ミニー、グーフィーの3種の列があり好きなキャラクターを選んで並ぶことができる。
トレイルのグーフィー 略してトレグとファンの間で呼ばれる。
現在はグーフィーのご出演が終了し、ドナルドになっています。
そもそもグリーティングでどんなことをキャラクターと話すのか不思議に思う人がいるかもしれません。
最近は推し活ブーム(笑)のおかげで慕っている対象と話せる機会のイメージは様々なジャンルを越えて存在し、想像しやすくなっていると思いますが、だいたいそれです。
つまり、見てきたショーやパレードの感想を伝えることも、今日持ってきた・買ってきたグッズの話でもいいし、誕生日が近ければバースデーシールをつけてアピールしお祝いをいただくのでも良いのです。普段どれだけその対象のことが好きなのか愛を伝えても良い。自由度はかなり高く、また時間も正確に決められておらず、お話や写真撮影含めて1分間ぐらい(その場の雰囲気によって多少の前後はあるが)はある。
このような環境に便乗してプロポーズとかする痛いヲタクも当たり前のようにおり、一定数沸いては消えを繰り返している。
コミュニケーションなんだから礼儀は必要なのです。
無礼な興奮キモヲタ仕草は本当にすみません。
トレグと私
さて、当時の私にとってトレグという場所がどんな場所だったかというと
こうである。
まあそりゃそうなんです。
東京ディズニーリゾートにおいてグリーティング施設がなかったらキャラクターに確実に会って話はできないものです。
フリグリ(不定期の方)は基本昼間〜夕方の間しかキャラクターたちはお散歩に来ないので夕方以降ご挨拶する事はできない。また、天気が悪いとそのチャンスも大きく減る。さらに言えばフリグリで会えたとしても混んでて「写真撮ってハイ次」見たいな流れ作業のようなフォトロケーション状態だったらゆっくり話せない。そういうときもあるんです。混雑時とか。
このような背景がある中で「朝でも夜でも雨の日でも並べば確実に会えて、お話ができる」というのはかなり大きなアドバンテージである。
そしてトレグは他のグリーティング施設と大きく異なる点が1つあった。
それは待ち時間が圧倒的に短いのである。
正確な統計を取ったわけではないが、同じトレイルの体感として当時(2019年4月まで)ミッキーはだいたい50~60分、ミニーが40~50分ぐらいなのに対してグーフィーは15~25分ぐらいで会える。もし待ち時間が30分以上だった「今日混んでるな〜」という感想がでてくるような感覚だった。
だから本当に「ちょっとの時間」があれば会いに行けるのだった。
例えば、パーク内で行われるショーまで時間があるときには「これから○○ってショー見に行くんだ!!グーフィーたくさん見てくるからがんばってね!!!」なんて話に行くこともできる。これは私が良くやってしまうグリーティングでのテンプレワードの一つだ。
短い待ち時間で何度でも好きなキャラクターにお会いして、一緒に写真を撮ったり、お話ができるんです。こんなに素晴らしいことは無いでしょう。
さて、2019年4月9日までの今回の記事ではトレグの楽しくて大好きなところを書いておきたい。そのため私の記憶に濃く残ってる楽しかったトレグでのグリーティングを1つ記そうと思う。
思い出:2018年8月1日
タワーオブテラーというアトラクションをご存知でしょうか?
ディズニーシーのアトラクションの中でもかなりの代表格なのでご存知の方も多いと思います。
室内型のフリーフォールアトラクションです。つまり絶叫系。
雑に説明するとホテルハイタワーという廃ホテルのツアーに参加すると呪いでエレベーターが落ちるというストーリーがあるアトラクションです。
素早く落下するのを楽しむアトラクションなので強い浮遊感を感じます。
私はグーフィーが好きになる数年前に、中学の同級生とディズニーシーに卒業旅行に行ったときに初めて乗りました。そもそも絶叫系が得意では無かったのもあり、その後一週間は寝る前に下に落ちるような感覚が取れず、苦しめられた苦い思い出のアトラクションです。
なので年パスを買った後も自ら乗ることは無く避けていました。
ところがどっこい。
2018年に東京ディズニーリゾート35周年のアニバーサリーイベント ハピエストセレブレーションが開かれました。
その施策の一つでパーク内で販売されている「ハピエストメモリーメーカー」というおもちゃを買うと、パーク内でミッキー&フレンズの撮り下ろしボイスが聞けるという催しがありました。特定のスポットに行くとおもちゃが反応しボイスを再生するというものでした。
それで、いくつかあるグーフィーのセリフが聞ける箇所の1つがタワーオブテラーだったのです。
しかも、タワーオブテラーに乗った前提で
「みんなホテルハイタワーのツアーはどうだった?びっくりしちゃったね!!」
と、こちらに話しかけてくるようなセリフでした。
少なくとも5年間はタワテラに乗ってない私は全くそのセリフの世界観に入ることができなかったのが悔しくて悔しくて悔しくて悔しくて仕方がなかったので意を決してタワテラに乗ることを決めました。
流石に一人で乗るのは嫌だったので友人を巻き込み、さらにグーフィーに応援して頂こうとトレグで「これからね、タワーオブテラー乗りに行くの!!!!すっごく怖いから応援してほしい!」と行って話題に上げました。
その時のグーフィーの返答が
こうです。
私はタワテラに乗ったら手すりをガッとつかみ下を向いて歯を食いしばって踏ん張る予定だったのでまさかのグーフィーの180度反対の指示にかなり戸惑いました。が、好きなキャラクターの言うことには絶対従いたいので顔面を真上に向けて乗りました。
その結果
全く浮遊感を感じずに初めてタワーオブテラーを楽しんで乗ることができました。え〜〜〜〜〜〜!?そんな方法があったなんて!!!
5年間あった恐怖心がグーフィーによって解かれた瞬間でした。
私はこの方法で乗れる絶叫系のアトラクションが増えてパークはもちろん他の遊園地でのアトラクションもすべて乗れるようになりました。本当に人生の幅がグーフィーによって広がったのです。本当にありがとう。
終わりに
5年前の今日までは今までそうしてきたように、これからも何時でもグーフィーとお話ができて、これからの人生での楽しいこと、頑張ったことなどの節目のこと何かあったときにはトレグに行ってお話をして何らかのコミニケーションが取れることを無邪気に信じて楽しみにしていました。
第一志望の大学に奨学生で入学できたことも、テストで上位に食い込むために勉強を頑張るから気合を入れてほしいとか、毎年のお誕生日とか、たくさんお話してきました。
これから先(当時大学3年生なりたて)には、大学の卒業とか、大学院の入試試験のこととか、卒論とか、就職とか、資格試験とか、もしかしたら結婚とか、人生のイベントがたくさんあるはずだからその度にお話しを聞いていただきたいし、もちろんこれから先のパークでのイベントのこと、グーフィーというキャラクターについて関わること(もしかしたら新作映画とかあるかもしれないし)についてだって話したい。
これまでも、これからも大好きなキャラクターを私の人生の思い出に食い込ませたいから何か人生イベントが起きたら報告したい、報告してコミュニケーションを取りたいと本気で願っています。
グーフィーには申し訳ないけど、グリーティングのお時間をいただき、許される範囲で私の話を聞いていただきたいし、何らかのコミュニケーションをとってご挨拶したいと考えております。
だって大好きなキャラクターと写真撮影ができて母国語でお話ができる機会が設けられているんですもの。そもそも本来なら存在しないはずの大好きなキャラクターがたくさんの人々の偉大な努力によって現実にもいて、お話を聞いていただける機会がある人の方が少ないんです。せっかく恵まれた環境に身を置かせていただけるんだったら最大限活かしたい。活かして生きてみたい。
そしてもし長生きしたら長寿のお祝いとかも話したいとかも思っていました。
それができなくなるかもしれない事態を迎えるなんて最悪の事態を1ミリも想像せずに。
続く!!!!!!!