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耳下腺腫瘍と私


私、本日から病院に入院しています。

ものすごく暇です。
私のベットは大部屋の入口側で光も当たらず、新型コロナのせいで病棟の外にすら行けない。
おまけにあくびを雄叫びのようにかましたり、急に「ハッハッハッハ!」と笑う謎の豪快な御仁が同部屋にいる。
仕方がないのでイヤホンを耳栓がわりに耳につっこみ、この話を書いています。

入院の理由は耳下腺腫瘍の切除のため。
耳下腺腫瘍とは、耳の下あたりにある、よだれを作る部位にできる腫瘍の事です。悪性と良性がありますが、ありがたいことに私の腫瘍は良性みたいです。


入院に至るきっかけは、つい数ヶ月前のことでした…。


私は今年で35歳になる予定があります。
私の家系の男は70歳で亡くなる人が多く、例に漏れず私も70歳頃に亡くなる想定をしていますので、35歳というのは人生折り返しの年齢になります。
残りの人生をどう生きればいいのか考えた末、私は素敵なおじさんになりたいと思い至りました。

私の中の素敵なおじさんとは、人間的に成熟し、自分と自分の好きな事を大切にして充実した人生を送っているおじさんを指します。

今時点で素敵なアラサーになれていない私です。
素敵なおじさんへの道は茨の道となるでしょう。
それでも動き始めなければ一生なれぬのだ。
だとすれば今からでも努力してみようではないか!そう考えた私は、とあることにチャレンジしました。



そう、小顔マッサージです。



…なんですか?
おじさんにだって小顔マッサージをする権利はあるはずです。むしろアルコールでむくんだ顔にこそ効果的面のはず。
私は西島秀俊みたいな素敵なおじさんになりたいんです。

むしろ西島秀俊になりたい。

そんな気持ちでリンパ腺をマッサージしたところ、謎のしこりを見つけました。
それが耳下腺腫瘍と西島秀俊(仮)との、運命的な出会いだったのです。


で、本日入院しました。

手術は明日です。

私自身、身体を切られるのは初めてな上、結構切り開くようです。下の写真のS状切開の部分を切って、切った所を開き、顔面神経を避けて耳下腺腫瘍を切除するらしいです。


こわ〜。

一応、可能性は低いようですが、手術の後遺症として顔面神経麻痺になってしまう可能性もあるようです。

こわ〜。

しかし、もはや私に出来ることといえば、お医者さんを信じてnoteを書くぐらいしかできません。

はあ…。

手術が終わって目が覚めたら、腫瘍がとれて小顔になって西島秀俊になってないかな…。


お医者さん!信じてますからね!


おわり





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