澄んだ空気の日

今日は書きたいことが降ってくる日だ。
 
 
我が家は東京都にあるのですが、家から富士山が見えるのです。ただし、お天気のいい日だけ。
しかも、ただの晴れではダメで、めちゃくちゃ空気が澄んでいないと見えないのです。
だから朝、家から富士山が見えた日には、あ、今日は空気が澄んでいるんだな、ってわかります。

っていう、2020年9月28日の日記が残っていました。
特に中身もないので下書きにずっと放置していたのだけど。
私の家からは、晴れた日には富士山が見えて、空気の澄んでいる日の夜には東京タワーがかすかに見える。
東京タワーが見えると、田舎上がりの私は「あ~、東京に住んでいるんだなぁ」と感じる。しかし東京は、なんでもあるようで何もない。たくさんの人がいるようで、その実結びつきは田舎より薄かったりするものだから、余計に孤独を感じる。

たくさんの矛盾が詰まった街だ。

なんにもないとは言ったものの、住む家もあれば仕事にも就けているし、美味しいお店はたくさんある。
ただ、その広大すぎる選択肢から、自分の欲しいものや自分に必要なものを選ぶこと、いらないものを切り捨てることが難しい。

東京は、易しく見えてとってもハードルの高い街。

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