おばあちゃんへ贈ることば

おばあちゃんへ
94年間、人生お疲れ様。

おじいちゃんが亡くなったのは私が中学3年生のときだから、もう10年以上一人暮らしだったよね。人生の先輩だから、というのはもちろん、若い頃ほど身体に自由が効かなくなる中で、一人暮らしを続けるおばあちゃんのことはいつも尊敬していました。あとは、90歳を超えてもビールを飲むところ!酒が生活の一部、という血を感じられて嬉しかったです。

母は三人兄弟だけど、一人娘だったからか
きっと可愛がられて育っていたし(時に窮屈だったようではありますが笑)
一人娘の娘である私に対しても、(いとこの前ではいえないけれど)人一倍可愛がってくれていたように思います。
私はとにかく癇癪持ちの暴れん坊だったので、私が実家に住んでいる頃は、しょっちゅう母がおばあちゃんに電話して、おばあちゃんから窘められていたよね。でも私、外面だけは良かったので、おばあちゃんの前ではいつもいい子だっただろうな、と思います(笑)

晩年は、何度か入退院を繰り返しながらもボケることもなく、自力で暮らすんだという強い意志を感じました。その頑固さとも言える強さは、私の中にも受け継がれているなと感じています。

東京からおばあちゃんの家は離れていたし、コロナの流行もあって2019年のGW以降は会えなかったけれど、あのとき3世代で写真を撮れたのはよかったな、と思います。
小さい頃の私の誕生日は、毎年おばあちゃんの家でお祝いしてもらっていたことも、いい思い出です。
私の花嫁姿と、弟が医者になった姿を見せられなかったことだけは残念ですが、ひ孫が産まれるのを待ってから、その数日後天国に行ったおばあちゃんは、流石だなぁと思います。

許嫁との話を破談にさせてまで、おじいちゃんとの結婚を貫いたおばあちゃんを見習って、私も大好きな人と結婚したいな、と思っています。

おばあちゃんと私が再会できるのは、きっと80年後くらいになっちゃうけれど
それまでおじいちゃんと2人仲良く、久しぶりの再会を楽しんでいてね。

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