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どこから始めようか(いろいろな課題に対して)その1。

日々の業務はコツコツこなしつつ。
次のステップのために、いろいろな準備をしなくてはいけません。

すぐやれることはやるけども。
ちょっと遠い先のことは今すぐ手をつけにくい。

「今まさにやらなければいけないこと」
「これから先困りそうなこと」

複雑に絡まって、全力で走りながら、泳ぐことを考えているような状況です。

まず、一番の課題。
これから、当方でも「労働力不足」になっていくということ。
小規模、家族経営が主体だと、人の高齢化によるパフォーマンスの低下があります。
これをどう乗り越えていくか?

やはり家族労働以外の労働を入れていくしかないわけです。
そうした場合、家族では「なあなあ」でやれてたことが、やれなくなります。
「言わなくても分かる」、これが全然通じなくなります。

また、働く時間、給料もしっかり計算した経営にしていかなくてはなりません。
「売上が少ないから、今年は辛抱して生活するか」、は成り立ちません。
自分たちが飯を食べられなくても、働いてくれる人はご飯を食べれなければいけません。

より、会社的な経営スタイルが求められていきます。

人を雇う上で、大事なことは「原資」がしっかりしているか?
つまり、ちゃんと売上が確保できるか?ということ。

どうしても、市場や農協では、こちらの再生産価格で買ってくれるという保証はありません。変動価格はリスクです。
余力があるうちに、販売価格決定できる直売率をあげていく必要があります。
(いくら直売でも、言い値、安い卸値での取引だと意味がありません)

「良品は高い」
これは相場に関係なく、間違いない価値基準です。

100%良品だけ収穫できればいいのでしょうけど、生産物である以上、良品だけ収穫というわけにはいきません。
良品率を上げる努力はしますが、それでも、良品率を上げることと、収量を上げることは、相反するところになります。

量で勝負するか、品質で勝負するか。
いずれにせよ、労力=人件費は必要となります。
人がいないと、どちらも追うことができません。

果樹栽培は、一つ一つが手作業であり、そのスキルを会得するには、それなりの時間がかかります。
今、新しい人をいれたとしても、その人がパフォーマンスを発揮するのは数年後になります。
その数年は、収入的に辛抱する期間となります。

経営上困っていないうちに。
労働力が本格的に不足する前に。
今うちに人を育てておく必要があります。

人を育てることと、その人にきちんと賃金を払うこと。
働く人も頑張りたいと思える環境にすること。

「通年雇用」
と一言でいっても、考えること、準備することがたくさんあるのです。

■■中間結論■■
「通年雇用」と「直売率アップ」はセットで考える必要あり。

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本日はここまで。
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます。
農業に少しでも興味を持っていただければ幸いです。




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