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Break a leg

家に帰る電車の中でひらめいた。

その日の朝、ベートーヴェンの月光第三楽章の一部をスタエフのお友達のお誕生日にと投稿した。

月光にいくつか楽章があることを知らなかった私は、そのお友達から第三楽章があることを教えてもらった。聞いてみるととっても難しい曲だった。楽譜はあったので、まず弾いてみようと思った。こんなの弾けるんだろうか!と思ったけど、とにかく、区切りまでを私なりに(笑)仕上げて、投稿には繋げようと練習した。そしてその日を迎えられた。配信の中で、可能かどうかは分からないけど、「2022年にはこの曲最初から最後まで弾けると良いな」と言ってしまっていた。

朝から外出する用事があった。

そして用事を終えて、帰りの電車の中で、ふとひらめいたこと。それは、あのスタインウェイのフルコンでベートーヴェンの月光第三楽章を弾けたら、どれだけ気持ち良いだろう!!!だった。

ちょうど、そのピアノは帰路途中に位置していた。ちょうどベートーヴェンの楽譜もその曲ではないけれど持っていた。私はいても立ってもいられなくなり、その駅で下車して、目的地に駆けつけた。

あまりにも閑散としていたので、今日は弾いてはいけない日なのかな?と思って駆け寄ってみると、弾いても良いことになっている。先日、そのピアノによったときは多くの男子高校生で賑わっていた。順番待ちも覚悟で、一杯の人だかりを想定していた。だから、少しその日は拍子抜けしてしまった。でも、一方で、これはラッキーだとも思い、ワクワクしながら、鍵盤に向き合った。

フルコンのピアノの音の大きさに、ちょっとびっくりした。そして一番思ったことは、今はこの状態でしか弾けないけど、次来たときは今よりはちょっとでも上手になって、このピアノと向き合えるように練習しよう!と言うことだった。

死ぬときに絶対後悔したくないことを、今現在のモットーとしている私は、ちょっとでも思い付いたことは、行動に移す!そして関西人の私は、折角弾ける環境と時間があるのだったら、活用しないともったいないと思ってしまう。ちょうどその日は他の駅でも弾こうと思っていたから、楽譜を2冊鞄に入れていた。その重さをココでもちゃんと有効活用しないと!という関西人気質丸出しの今日の行動だった。

noteの投稿にコメントして下さった方がいた。


Break a leg.
意味を調べると、「幸運を祈る」という意味で、その由来の一つに、舞台で演者がお辞儀をするときに膝を折ってお辞儀することから、観客から大喝采を浴びるようなパフォーマンスが出来るようにがんばれ!」ということがあるらしい。

その投稿は英語に関しての投稿だったが、今日の出来事ととてもリンクしていて、心がとってもほかほかして嬉しくて泣きそうになった。

実際、下手くそながらも、一人拍手してくれた人がいた。その優しさがただただ嬉しかった。そしてスタエフのライブでも寄り添うようにコメントして下さった方、本当にありがとうございます!!!

思ったこと、下手でも未完成でも、やろうと思ったことは実行に移してみれば、また次の課題が見えてくる。そしてまたやってみようと思える。だから、自分がやりたいって言うことはちゃんと自分のために成就させてあげよう!!!




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