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機物神社[大阪府]

今回紹介するのは、大阪府 交野市(かたのし)にある、
おりひめ伝説で有名な「機物神社(はたものじんじゃ)」から。

この機物神社には、
天棚機比売大神(あまのたなばたひめおおかみ)
栲機千々比売命大神(たくはたちちひめおおかみ)
地代主大神(とこしろぬしおおかみ)
八重事代主大神(やえことしろぬしおおかみ)

が祀られています。


その昔、このエリアは織物産業で栄えた場所であり、
現在の枚方市津田(ひらかたし つだ)が「秦田(はただ)」
交野市のお寺を「秦山(はたやま)」
現在神社がある、交野市 倉治(かたのし くらじ)が「機者(はたもの)」

そう呼ばれていた時代がありました。

当時、この秦者が祀る神社ということで「ハタモノの社」として建立された神社ですが、後に七夕伝説と紐付けられ「機物神社」として今に残っています。

そのため毎年、七夕の時期になると「七夕祭」として、たくさんの短冊が飾られ、露店も出るなど大賑わいを見せます。※

※2020年度は、新型コロナウィルスの影響で、中止になりました。


この付近は5~6世紀、大陸からの移住民により栄えた場所なんですが、彼らがこの地を選んだ理由として、

冬至の日に機物神社の境内から、御神体である交野山(こうのさん・こうのざん)に重ね合わされた、日の出が見られるという理由があるそうです。

天気などの条件が良ければ、冬至前後の数日間は交野山山頂に、
日が昇る直前に、交野山裏側に白い光の帯がはしり、山を鮮やかに浮き立たせる現象を、見ることができるそうです。

そのためこの場所は、特に神聖視され、祭祀の場所になったと言われています。


実際、時間的なものや、気候の条件もあるので、冬至に近い日でも確実に見られるという保証はないですが、

もし興味がありましたら、冬至に近い日の早朝に、神社に行ってみるのもいいかもしれません。※

※ちなみに、2020年の冬至の日は、12月21日、
日の出の時間は、6:47 になります。



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