「テニスの王子様」を分析する(128):異なるふたり
顔(表情)に陰影が書き込まれず、あっさりとした線で描写される乾。
その乾と会話をしている海堂は、1コマ目の乾とは対照的に
陰影がよく分かるように描写され、かつ汗も複数描かれている。
さらに海堂のフキダシは、コマの枠を超え
乾のフキダシに重なるように、つまり乾の言葉を遮るような形でせり出している。
ここでは絵の重みと、フキダシの重み、その両方で乾と海堂の違いが明確に描かれている。
散文と批評『5.17.32.93.203.204』に、テニプリ論考を寄稿しました。
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