平凡な日々 平凡な人間 特別に憧れ 平凡に生きる 思う事をつらつらと

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8月は蜃気楼

毎年8月に何をしてたか考える。 前までは大きなフェスがあって、これに行くために1年頑張って生きていた。 まぁ今はそんな世の中ではないわけで。 じゃあ8月の思い出は?って聞かれたらどう答えるのか。 いくら思い出しても遠い昔の蜃気楼のような記憶ばかりで。 8月ってギラギラと輝く太陽に照らされた蜃気楼みたいな記憶しかないのが不思議。 今年は暑い日が続いた。 そんな中、ちょっと仕事で住んでいる所を離れて遠くの街で1週間過ごした。 初めて行く土地。見慣れない景色。海が見

    • 特別な日

      人生で主役になれるチャンスは2回しかないと思う。 結婚式と葬式だ。 結婚式はやる人もいるだろうし、何回もやれる人もいるだろし、一度もやらないままの人もいるだろう。 葬式はほとんど必ずやる(はず)。 自分が主役なのに見れないのが残念。 生前葬は…なんかそれ違うよね感が拭えなかったりする。 でも僕達には一年に一度必ず主役になれる日がある。 誕生日だ。 この日は特別。 街もちょっと華やいで見えるし、まぁ多少の事は許してしまう大きめの心の余裕もある日だったりする。 今日は知り合い

      • 時が過ぎて

        生年月日を聞かれると、西暦で答えるようにしている。 そして二言目には、『ギリ昭和生まれです』と言う。 これが地味に目上の方々との話の取っ掛かりになるので都合が良い。 もちろん自分の意識の中に昭和の記憶はない。 ほとんどが平成の記憶だ。 だからこそ、平成の終わりは何だか双子の兄弟がいなくなってしまったような不思議な感覚だ。 令和という生まれたての弟はあまりまだ馴染みがない。 約30年生きると、周りもどんどん変化していく。 大好きだった場所や、思い出の詰まった建物や、ただぼん

        • 味噌汁とヒーローとまどか

          一人暮らしを始めてもう14年目に突入しようとしている。 地元で過ごした年月と地元を離れた年月が近づく度に、自分はどちらの人間なのだろうかとふと思う。 14年目で通算3回目ぐらいのワカメと豆腐の味噌汁を作った。平凡な味がした。 外で食べるよりも数段劣る味噌汁をすすりながらぼんやりと70年代に放送されたバラエティ番組を眺める。 あの頃とは違う薄っぺらなテレビの中でヒーローは今日も輝いていた。 新型コロナウイルスでコメディアンの志村けんさんが亡くなった。 仕事の合間に飛び込んで

        8月は蜃気楼