娘の命②ー検査入院ー
検査入院が始まった。
わたしは部屋で待機して、大体3時間置きに娘がお腹が空いて泣いたら看護師さんが呼びに来る。
付き添いには当たり前だけど、シャワーはなく、ごはんもなく、授乳するには食べなきゃいけないし、自分で調達しに行かないといけない。
病院のカフェテリアはハンバーガーやポテト… とてもこれを食べて授乳したいとも思わなかったし、わたし自身が乳腺炎になってしまいそうで怖くて食べられなかった。
娘は点滴を打つためにずっと針が刺さっていて、それを取らないように手を固定されテープでぐるぐる巻きにされていた。痛々しかった…
でもわたしの心が救われたのは、娘の熱が下がってきたこと。
本当に心からホッとしたんだ…
一方、突然母と妹がいなくなり不安でいっぱいであろう息子(まだ当時3歳半ほど)のことを思うと心配で、夕方の授乳が終わると一度家に戻り、 お風呂に入れて、寝かしつけてからまた21時ごろ病院へ戻った。
お義母さんが朝ごはんにと、お弁当を持たせてくれた。翌朝、そのお弁当が美味しくて… 溢れそうな涙とともに一口一口飲み込んだ。
空を見ながら、亡き母を思った。
わたしはたくさんの人に支えられているよって。
病院の窓から見える空って近そうだけど、とても遠く感じた。
そんな風に二日間を過ごし、熱も下がり、明日は三日目。
朝の検診が終わったら帰れるって!
色んな検査頑張ったね、頑張ったね。
なんだったんだろう?
やっぱりただの風邪だったのかな?
あー帰れるーうれしいー♡
って、
思っていた…
一緒に帰れるんだって…
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