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山火事は『自然のプロセス』

そんなことも知らんかったんかい、と環境活動をされている方に言われそうだな、と思いつつ・・・

知りませんでしたーっ!!

セコイア国立公園にも書いてあったんだけど、

山火事も【自然のプロセス】

なのだと。山火事が落ち葉を焼いてくれることで、種が土の上に落ちる。さらに火事によって高温にさらされると球果がはじけて種が飛び出すという。

すごい!自然の生命力!!

地球の歩き方のイエローストーンのところにも山火事のことが書いてあった。

1988年イエローストーンは5〜11月まで山火事だった。そこまで広がったのは、乾燥とともに、

「積極的な消火活動は行わない。山火事も自然のサイクルのひとつと考え、落雷など自然現象で起きた火事は、鎮火も自然のままに任せる。」

という方針だったそう。

結果、東京の1.5倍の面積、公園の36%が焼け野原になった。

生態系への影響ももちろん大きかったものの、植林などはせず、倒木の処理も人間の危機に及ぶ範囲のみ。極力人間の手を加えないこと。

そして、火災から何十年も経って、長期調査研究によると、自然がゆっくりと確実に回復してきているそう。

松ぼっくりは種は、自然に種を撒き散らすのと、火災で高温になったらはじけるようになっているのと2種類あるそう。1988年の火災ではこの後者の種が一気にはじけて、焼け跡の若々しい緑に染めたと。

(すげーすげーーー)

火災によって倒れた木で土壌への優良な肥料となる。まだ燃えた幹はたくさん立っているが、じきに少しずつ倒れて、長期的な肥料になり続けるのだと。

(すげすげすげーーーーーー)

さらにさらに、

リスやネズミ・ウサギなどの小型動物は火災から逃げられず、火災直後は大きく数を減らした。しかし、火災で高い木が燃えたことによって、太陽が当たり草が豊かになる。その草に敵から身を隠せるようになった。

大型の動物も火災後の冬は餓死が多かったが、春には林だったところが草原となり、

減少した以上の繁殖を見せ、結果的に、イエローストーン全体の生態系が豊かになった!

と!!!

すげーすげーすげげげーーーーーー。

そして、今は温暖化によって(?)「キクイムシ」が大量発生しているらしく、本来なら弱った木を攻撃して「森の世代交代」を促す役割だそう(すげーすげー!)だが、現在の大量発生は地球温暖化のせいなのか、一時的な自然のプロセスなのか、専門家たちは悩んでいるそう。(わたしも一緒に悩む。。笑)

はぁーーーーおもしろい♡
もっと知りたい♡すきだわ♡
【森×NVC】でも考えようかしら♡笑
(ってもう実践してる人たくさんいるよね!NVCってなんでもコラボできる♡)


そんな中、今カリフォルニアは山火事真っ只中で、先々週は外に出られないほど。窓も開けられず、焦げ臭い。。

もう辛すぎて、

「早く消してくれ。。。」

と、わたし自身もゲンナリしていた。。

昨日までいたキングス・キャニオンも、

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午前中でこんな色になっていたし、灰も降ってきて息苦しかった。

シャスタでも聞いたけど、当たりが黄色くなるのは消火する薬剤の影響。これって山火事が自然のプロセスなら、薬剤で山火事を鎮火させるのはきっと生態系によろしくないんだろうなって。薬剤が土壌に染み込むよね?

なんかこうして、すべては地球には不可欠なもので起こるべくして起こっていると思ったら、外に出られないストレスはゼロにならないにしても、鎮火するのをジッと待つ、という選択もできるなぁって。少なくとも、山火事に対してゲンナリする気持ちは減った。

今のカリフォルニアの山火事は消火活動は、できるだけ鎮火を自然に任せているのだろうか?

ただ、わたしのように街に住んでいてもこれだけ影響を受けるんだから、本当に山に住んでいる人や、山の近くに住んでいる人の生命が脅かされる怖さというのはとてつもないと思う。。

早くおさまって欲しいし、なんでもいいから早く消して欲しいし、家が燃えないで欲しいし、息を思いっ切り吸いしたいし、とにかく怖いし、子供を守りたいし、命が助かって欲しいし、安心して安全に暮らす日々にできるだけ早く戻って欲しい…

じゃあ、山から離れて都会に引っ越したらいいやんとか、洪水が怖かったら川から離れればいいやんみたいなそんな次元の話ではなく、どこに住むかは、一人一人それぞれの想いもある。

んー、じゃあわたしが望んでいることって、なんだろう??

やっぱりそこを選んで住む人たちの想いを尊重したいし、山火事があったときにはその人たちの不安やこわさへ寄り添いたい。そして、逃げる動物たちにも、薬剤で消火活動することで影響を受ける森にも想いを馳せたい。

ちょっと極端?なことを言うと、人間も自然の一部なのだから、生命を維持するために知恵を使って薬剤の消火活動をすることも、自然のプロセスの一部なのではないか… と思った。こんなこと言ったら怒られそうだけど…

(もちろん、わたしはできるだけ自然鎮火を望んでいます。)

こういうこと書くのはとても怖いけど、、、コロナも、地球温暖化によって台風が強くなり増えていくことも(海の表面温度が上がって、深海の冷たい海水を混ぜて海の生態系を守るため)、山火事でたくさんの動物が亡くなってしまうことも(さらに繁栄させるため)、その他のあらゆる自然災害も、地球が生命維持のための自然のプロセスだとしたら… 

人間が資源だ、戦争だ、環境破壊だ、とわちゃわちゃしているのは、実は地球はなんとも思っていなかったりする??人間が自然災害だと思っていることも、地球からしたらわたしが部屋の掃除機をかけるように、地球もホウキとチリトリで整えているだけだとしたら… 

ただただそれを受け入れる。
そんな人間で在れたらな。

でもこれは直接自分が、自分の周りの人たちが大きな影響を受けていないから、直接的に触れていないから言えることなのだということも、じゅうぶん自覚しています。今、この瞬間も世界中であらゆる痛みや嘆きが起こっていることへも想いも馳せながら…

もちろん、地球が整えなくてもすむように人間が整えていけたら、やっぱりそれが心地いいなぁとも思うのです。


では、これも自然のサイクル?自然のプロセスなのかな?と立ち止まってみる一日を。

また明日ココで♡

循環が循環を生むのがすきです。サポートしたいただいた循環を、文字で循環していきます♡