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「ゆとり」があるということの豊かさ

「暇って豊かだよね」

って言われたことがある。

そのときは、そんな風に思う人がいるんだってビックリした。

だって、忙しければ忙しいほど、やることがあればあるほど、豊かだと思い込んでいた。

今回の帰国で期限が切れた免許の更新をしないといけなかった。

大阪はコロナの影響で完全予約制。
島根で取れるのか大阪の教習所に問い合わせてみた。

電話口の方は、わたしの事情説明も遮った。こっちが声を出す隙間を全く与えてくれないくらいとっても早口。「忙しいんですけど・・・」ってエネルギーをかんじたし、口調も強く、最後にわたしがお礼を言っている間に「はいはい」ガチャッと切られた。

はぁ。。。。。

なんだかドッと疲れた。。忙しいのわかるけどさぁ…ってカナシかった。


とりあえず島根でも可能がわかり、それぞれの県によって必要なものが変わるとのことで島根の免許センターにも問い合わせた。

すると、一つ一つ丁寧に必要書類を確認してくださり、口調も穏やか。

「お名前も伺っておきますね。メモして置いておいたら他の窓口の者もわかると思うので。他に何か困ったことがあればいつでも電話してくださいね。」

とおっしゃってくださった。

予約もいらず、義実家から10分くらい(近い!大阪だと電車とバスだった!)の免許センターには10人くらいの高齢者がいた。

おじいちゃんたち耳が遠いから大きな声で「こちらですよー」「次、あちらですよー」って誰かしらすぐに気づいてくれて案内している。

(あれだけすり足でゆっくり歩いていて、耳が遠くて更新できるんだろうか…と思いつつ。。)


そして、30分講習はなんとわたし一人だけ!笑 おじさんが丁寧に島根県の交通事故のことについて話してくれ、とってもよく理解できました。

時々「アメリカはどうですか?罰金はどれくらいですか?」と質問もされる。

ゆるく受けようと思っていたので、まさかずっと声を出して「ウンウン」「へぇー」「そうなんですね!」とリアクションし続け、対話形式になると思っていなかったけど、丁寧さとやさしい雰囲気にほっこりした。

晴れて、無事更新完了。
ずっと気がかりだった一件が済んですごく安心。

実父が生きていたとしても、大阪で父に二人を預けて半日以上お願いするのは難しいなぁって思っていた。

こうして近くに免許センターがあり、義父に送り迎えをしてもらい、子供たちもおばあちゃんにお願いして2時間ほどで戻ってこれたこと。本当にありがたかった。感謝だなぁ。。



都会と田舎、どちらにも素敵なところがたくさんある。

ただ、

「余裕」
「ゆとり」
「余白」
「スペース」
「時間」
「自然」

これらがどれだけ人の心を豊かにしてくれて、ゆったりとしたあたたかさをもたらしてくれるか。

それをすごく体感した人生2回目の免許更新でした。

循環が循環を生むのがすきです。サポートしたいただいた循環を、文字で循環していきます♡