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エッセイ

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わたしの世界の見え方
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2018年7月の記事一覧

平成最後の夏:「未来を想う会話」編

―――7月も終わりに近づいてきた今日この頃。「平成が終わるね!」の一言をきっかけに、友人と新しい元号を考えてみた。 「どんな世の中になってほしい?」 「うーん……トランスペアレンシー(透明性)が欲しいですね。なので、『透』を使おう。そっちは?」 「ああ、それは間違いない。そうだなあ……。(かなり悩んで)自由かな」 「自由かあ。自由って?」 「LibertyとFreedomがあるよね」 「社会からの自由と、個人のもつ自由」 「わたしはFreedomかな……。いや、

ゆとりの基準

高校生のわたしは、樽のお風呂に入っている鳥のキャラクターを作って、「湯鳥(ゆとり)」と名付けた。―――ええ、ダジャレですけども。―――今でもわたしは、何かあるたびに「心に湯鳥を飼わねば……」と思っている。 心にゆとりがあること、余裕があることは、結構大事だったりする。 余裕があると、なんだか、いつもより少し優しくなれる気がする。満員電車で人とぶつかってしまっても、家を出るときに忘れ物をしちゃっても、「まあ、いっか」と思えたりする。逆に、いつもなら心地のいい電車の揺れや、通

どこから浮気?

浮気の定義は人それぞれ。 ある子は「二人で出かけたら」だと言う。またある子は、「手をつないだら」浮気とするらしい。人によっては、本命が自分なら何をしてもいい、と言う子もいる。 ふむふむ。 わたしは個人的に、あまり男女というものを意識しない人間で、みんな”human-being”だ、くらいに思っているので、二人で出かけても、手をつないでも、「浮気」認定はしないと思う。 むしろ、もし恋人に「男友達と二人で会わないで」と言われたら、「心外だ」とがっかりしてしまう。男友達も女