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【書評】賢く稼ぐコツがわかる!株のはじめ方


こんにちは。

2018の5月に株始めたのですが、始めるにあたり、何冊か株の入門書を購入しました。

それらを一読し、手元に残しておこう!と思って今も本棚にあるのがこの本です。入門書があまりたくさんあっても、船頭多くして船山に上るという言葉がある通り迷ってしまうかなと思ったので入門書はこの一冊だけ残して最初の指南書としました。

図がカラーでわかりやすく、かつエッセンスが詰め込まれている良書ですので、株を始めたばかりの方、これから株を始めてみたいと思っている方、ぜひ読んでみてください。

本の情報

著者:日根野 健(著/文)足立 武志(著/文)
発行:ナツメ社
A5判 :160ページ
定価: 1,300円+税
発売日:2019年7月11日

目次

第1章 これだけは知っていてほしい! 基礎の基礎
第2章 実際に株を買って個人投資家になろう!
第3章 株価チャートを使って売買タイミングをつかもう
第4章 長期で上がる企業を見つけよう!(ファンダメンタルズ分析)
第5章 売るべき? 待つべき? 売り時のポイント
第6章 株式投資の税金とおトクな税優遇制度
第7章 オススメ株主優待


若葉マークの人集まれ!1、2章


株ってそもそも何?

株で儲けるって、どういうこと?

どうやったら株って買えるの?

証券口座と銀行口座の違いは?

買い注文の出し方、売り注文の出し方

含み損益って何?

ベテランの方からすると、「そこから??」と思われるような本当に基本的な内容から触れられています。でも、だからこそこれから株を始めようとする人、始めたばかりの人には大切な情報。最初で躓いたら、その先に行きづらくなっちゃいますもんね。


チャートも投資指標もわかる!な3、4章

証券会社のアプリをひらくと当たり前にあるチャート図。四角い箱にヒゲのような線が伸びたローソク足。四季報を開くとずらっと書いてある数字の羅列。四季報なんて分厚いし、開いたはいいもののすぐ閉じたくなりませんか?(笑)

私も最初チャート図の意味が分かりませんでした。なに?これ?なんか色分けされてるし線がいっぱいあるけど?日足?週足???何が違うの??の状態。

これらが、ベテランの皆さんからするとやっぱり「そこから?!」ってくらい丁寧に解説されてます。深堀すればまだまだいろんな指標があって奥が深い株の世界だけれど、ひとまずこれを見ればチャート図も四季報も怖くはなくなります!(笑)

Amazonからお借りしたサンプルページ。カラーかつ見開き1ページ/1テーマでわかりやすい。文字の大きさ、1ページ当たりの情報量もちょうどいい感じがしました。

株の始め方

練習問題もついているので、知識の確認もできます。


売る?ホールド?な5章

株式分割って何?

売り時っていつ?

悪材料ってどんな材料?

株は買う時より売る時の方が難しいと言われています。私もほとんど買ってばかりなので、正直今も売り時がよくわかっていません(それでレビューしてるの✋とは突っ込まないでください)

そのため、最近は一部の資金をスイングトレードに回し、この本を読みながら売り時を探っていたりもします。


NISAや株主優待ってなに?な6、7章

株の売買には税金がつきもの。その税金を節約する大きな見方がNISA。

でも制度がちょっとよくわからない。積立NISAとは別物?

株主優待ってなに?言葉はよく聞くけど?

おすすめ企業は?

そんな疑問もこれを読めばOK。最後まで若葉マークさんたちの味方です🔰

投資は税金が20%超とかなり毟り取られるので、上手に節税していきたいですね💰


まとめ

終始徹底して初心者さんに優しいこの本。この本を読むことで、私も若葉マーク付きの初心者からなんとなくスタイルができてきたような気がしています。

知識も経験も豊富なベテランさんからしたら、正直物足りない本かもしれません。

でも、投資の世界に限らずいろんな趣味も、人口もですが、新規流入者(人口の場合は出生数)が少ない界隈は衰退してゆきます。そのため、どんな業界でも、趣味でも、興味を持って入ってきてくれた、入ろうとしているには優しくあるべき。と私は考えています。だって、誰だって最初は初めてなんですから。

そんな初めての人、興味を持っている人に寄り添ってくれる一冊だと思います。ぜひ、手に取ってみてください。