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観劇メモ:OSK日本歌劇団「レビュー in Kyoto Go to the Future~京都(みやこ)から未来へ!~ 」

OSK日本歌劇団「レビューin Kyoto Go to the Future~京都(みやこ)から未来へ!~」2023/11/18 14時公演@京都南座へ行って参りました!

初めてのOSK観劇です!
OSKに興味を持ったきっかけはそりゃあもう朝ドラ「ブギウギ」、翼和希さんが演じる橘先輩(橘アオイ)なんですが、チケット購入の決め手は公演ホームページにアクセスして知った「作・演出・振付 上島雪夫」。上島先生には「ミュージカルテニスの王子様」でお世話に(※観客として一方的に)なっておりました…!上島先生だし、しかもレビュー公演だし、楽しい作品に間違いない!と確信して購入ボタンをポチりました。
朝ドラ効果で、両親も行きたがったので両親を連れて行きました。母はたまに観劇することがあるけど、父は観劇の趣味なんてないので、朝ドラはすごい。


感想など

朝ドラから入った「にわか」なので、お顔とお名前が一致するのは翼さんだけ、という状態でした。
公演中に自己紹介タイムなんてないので他の方のお名前は残念ながら覚えられずでしたが、ご挨拶をされたトップスターの楊琳(ヤンリン)さんはお顔とお名前を覚えました。
そういうわけで、お名前が分かるのはお二人だけなんですが、全員(男役の方々も娘役の方々も)それぞれに見せ場があったなぁ、と感じました。どの方のファンになっても楽しそう!

公演にてちょっと違和感を覚えたところが一か所だけ。M1が春の曲で歌詞に「桜」があったのですが、舞台セットは藤棚に見えて「桜…?」と思ってしまいました。このnoteを書きながら思ったけど、もしかしたら藤じゃなくて枝垂桜だったのかもしれない。
私は観劇前に視力のドーピング(ブルーベリーのサプリメント摂取です。笑)をするのですが、ちょうど開演前に別の公演のチケット戦争があり、そっちに勤しんでおりギリギリまでブルーベリー摂取ができず。M1時点ではドーピングが間に合っていませんでした。開演15分前くらいには摂取しとかないとダメだ…。M3くらいでクッキリ見えるようになりました。

翼さん、お美しいっ!

初めて生で拝見した翼さん、スタイル(骨格?)が既に美しいんだけれども、姿勢がめっちゃキレイ!!身体の線が「美!」でしかなかった!
NHKの歌番組「わが心の大阪メロディー」(2023/10/31放送)でカメラへ向かってサービスしてくださったウインクがド級にイケてらして「こんなん見たら惚れるっ…!」と覚悟してたんですが、お顔がバッチリしっかり見えるお席でなくても、凛とした佇まいだけで惚れ惚れしました。
そして、歌声がかなりの美声!聞き取りやすいし、芯がしっかりしてらっしゃる感じのお声です。

お名前とお顔が広く知られて、こうして私のようなにわかが「かっこいー!」とわいて、翼さんをはじめOSKは朝ドラフィーバー真っ只中ですよね。嬉しくお感じになっているOSKファンの方も多いのではと思います。
私も、推し俳優がありがたいことに朝ドラフィーバーでキャーキャーになった過去があり、今回劇場で翼さんのフィーバーを肌で感じて(私もフィーバーに乗っかって来訪しているんですが)「そうそう、これこれ!嬉しいよね~」と懐かしく思いました。世間の認知度が段違いになるので本当に朝ドラはすごい。
朝ドラにご出演される前から翼さんを応援されてらっしゃった方へ。朝ドラフィーバー、結構続きますよ(断言)。長く応援していることを誇って、このフィーバーを楽しんでください。

和のシーンの剣舞?(殺陣?)のとき、剣がラケットに見えた

上島先生の演出だ!と意識的に見ているからでしょうか…OSKの方々がお持ちになっている剣がテニスラケットに見えました…。どうして…。でもこの戦闘調のダンスは妙に懐かしくてたまらない!(笑)

クッキー缶みたい!

和から始まり、洋もあり、HIP HOPにタンゴにフラメンコ、そして朝ドラでもかなりクローズアップして描かれていたラインダンス。レビューとはいえ盛り込みすぎでは?(褒めてます)
「できること、おもろいこと、全部やったれ!」みたいな精神を感じるというか、「ありったけ詰め込みました!」って感じがするというか、アホなんか?(限度を知らないのか?の意)ってくらい盛りだくさんでした。(超絶褒めてます)
そして、色々なジャンルを、入れ替わり立ち替わりバンバン浴びせてくるOSKのみなさん、すごすぎ!一番驚いたのはHIP HOPです。そんなん踊るとは思てへんねんて!ラップもされていて意表つかれまくり。
私はそんなOSKのショウを「クッキー缶みたい」と思いました。色んな形・フレーバーのクッキーが缶の中に詰め込まれていて、蓋を開けたら「わあっ!」と心躍るときめきがあって、食べるのが勿体なく感じちゃうやつです。ワクワクするときめきが、綺麗に詰め込まれていました

トップスターの楊琳(ヤンリン)さんがトップスターすぎる

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進〇郎構文みたいな章タイトル付けちゃった…(苦笑)

公演中、花道に跪いて、そばのお座席の方にフォーカス決めてキスをお投げになられるんですが(演出の一環)、遠巻きに眺めているだけで乙女心が「キャッ!」と高まりました。あんな近くで確定ファンサを受けたら一生推してしまうでしょうね。

カーテンコールのあと、楊さんがお一人で登壇してご挨拶がありました。
「朝ドラ『ブギウギ』をきっかけにOSKを知って、今回劇場へ足を運んでくださった方はいらっしゃいますか?よければ挙手をお願いします」と楊さんが呼び掛けたら、客席で手が挙がる挙がる。私も両親ももちろん挙手。私は最後尾席だったので、誰に気兼ねする必要もなく、張り切って大手を振りました(笑) たくさん手が挙がった客席を見て「わぁ!ありがとうございます!」と仰った楊さん、めっちゃキュートでした。
そのあとに、楊さんが続けたお言葉が素晴らしかったです。
「これを機に、歌劇という文化・レビューという文化に親しんでもらえたら…」といった内容を仰ったんです。そのとき「私たちOSKだけに限らず、他の歌劇団も」と仰ったんです。
私は正直びっくりしました。入口は朝ドラ、そこからOSKへ興味を持った人たちに向けて、「レビューはいかがでいたか?楽しめましたか?こういうことをやっているのはOSKだけじゃないですよ。ぜひOSKともども、日本の歌劇を愛してください」(←私なりの意訳であり、ご発言ではないです)と、はっきり仰ったんです。OSKトップスターとして、日本の歌劇文化を代表して背負い、初心者に向けて、歌劇の楽しさ・素晴らしさを語りかけたんです。こんなことが出来る人、トップスターとして最高すぎません!?
しかも、他の歌劇団で悲しいことが起きてしまってゴシップが騒いでいる今の状況で。(楊さんはご発言にそこまでの意図を込めてはいらっしゃらないだろうと思いますが、ちょっと類推してしまいます…)
たぶん、今回の「レビューin Kyoto」公演中はこのご挨拶がお決まり(定型文)だったんでしょうけれど、勝手ながら私は、楊さんのご挨拶にトップたる精神を感じて心が震えました。まじで涙が出そうになりました。最高に素敵なトップさんだと思います。この方がトップスターで、OSKの方々もOSKファンの方々も本当に誇らしいでしょうね。

楊さんのご挨拶では、しっかりと今後の公演予定(松竹座、南座、新橋演舞場)をご案内され、物販の「桜パラソル」も「毎公演使うので、持っていて損はありません(笑)」とオススメされていました。普通にお喋りされるときはキュートなお人柄を感じます。凛々しい公演中とは随分印象が違って、愛らしいお方ですね。

タイミングが合えばまたお邪魔したい!

今回初OSKを経験しました。南座はステージと客席の距離が結構近いので「レビュー」をかなり身近に感じられました。みなさん熱量もスキルもあって、素晴らしいエンターテインメントで、ひとときの非日常を楽しめて満足感があります。
また機会が合えばOSKの公演を観劇したいなと思いました。今度はお芝居を観てみたい!

趣里さんやブギウギスタッフからのお花もあったようです!私が訪問したのが公演終了一日前だったのでお花の現物は拝めていません

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