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障害児における短期入所(SS)のすゝめ

さて、短期入所(以下SS)について。
私はなるべく早いうちから、なんなら小学生のうちからの利用推進論者です。
なぜか。
「実は親御さんの方がとても大事な意味合いを持つからです」
さて、つらつら理由を書いていきます。

最大の目的はいつか訪れる「親離れ子離れ」に向けての準備期間を確保すること。

あくる日から我が子が家からいなくなるのと、小さいうちからちょこちょこ外泊を重ねてその時を迎えるのだと、どちらが心理的負担が軽いと思いますか?
経験上、お子さんに対して小さいうちからSS利用をさせていた親御さんほど、覚悟を決めるのもスッとしているし、お子さんがGHに入居した後もアクティブにご自身の人生を歩まれている印象があります。
※個人差があるということは前提条件です。

親御さんにとっても自分だけの時間に没頭するのは大切

愛する我が子であるからこそ、常に将来のことも考えるし、なんなら目の前の今日を共に生き抜くことで必死な方もいるかもしれません。
ただ、その期間が続けば続くほど、将来的に共倒れになってしまうリスクが高まるのです。
親御さんにも自分だけの時間を得る権利は当然にあるのです。

共依存は怖いのよ、本当に。

親御さんにそんなつもりがないにしても、共依存状態に陥ることはよくあるケースです。
なぜか。
我が子との物理的・心理的距離が密接であればあるほど、その時間が長ければ長いほど無意識のうちに「2人だけの時間」が「あなたの人生」にとって全てになっていきます。
これは親子という関係性に限った話でもなければ障害の有無に限らずですが。
そうなると単純に離れられないんですね。離れたとしても親御さん自身がどんどん無気力になっていってしまうケースもあります。
そんな未来を望みますか?

お子さんにとっても自宅以外で過ごす時間が必要というのは大前提

まあ、これについては100万人くらいの支援者が言っていることなので、わざわざ詳しく書く必要はないでしょう。

最後に

これを読んでくださっている方はお盆明けから相談員に「SS探して!」と連絡してくれるでしょう。
お子さんが幸せになるためには、まずは親御さんが思いっきり人生を楽しめる環境が大切だと思っています。
だからこそ、時にはご自身だけの時間を確保してくださいね。


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