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物語を書きながら

【文字数:約1,100文字】

 5月の半ばくらいからプロットを組み始め、週末になって本編に取りかかった。

 これまでは1日で書いて掲載する流れだったけれど、今回は色々と詰めてあるので長くなり、2~3万字くらいになるかもしれない。

 もう少し世界観を広げれば公募用になりそうな気がしつつ、ひとまず自分が楽しむための物語として完成させたい。

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 悩ましいのは「タイトル 3/10」といった形で、第〇話と最終話が分かるようにしたくても、書き上げないことには数字も決められない。

 web小説などの続きものを投稿する人には2種類いて、先に書き上げてから見直しをしつつ投稿する人と、1話ずつ書いては投稿を繰り返す人がいる。

 前者は完成させた後の見直し、つまりは推敲がしやすい利点がある一方で、投稿するまでの忍耐が求められる。

 後者は1話ごとの反応があってモチベーションが持続する代わりに、後からは変更できないのと、読者と筆者どちらも最終話が分からない。

 公募であればweb投稿NGという場合もあるので、ひたすら修行僧のように書き続けるしかなく、それがつらくて諦める人もいる。

 趣味として1話ごとの投稿をする場合、反応がない、設定に行き詰る、飽きた、などの理由で未完の作品が生まれやすい。

 どちらも利点と欠点があるけれど、個人的な考えとしては書き上げてから投稿するのに慣れたほうが、結果として1話ごとの投稿にも応用できるような気がする。

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 仮に10万字の作品があるとして、4つの章で分けると各章は2万5千。

 そこからさらに場面転換などを考慮して、1章を5つに分ければ各5千字。

 webで1つのページに表示するなら、2,000~5,000くらいが適切かと思う。

 書き上げてから文字数を調節するのは難しいので、1場面あたりの分量を把握しながら書けるようになると投稿しやすくなり、話の緩急や流れも良くなるというのが個人的な印象だ。

 たまに数万字の作品を1ページに詰め込む勇者がいるけれど、作者の文体や作風が好きならともかく、栞の使えないwebでそれをやるのは不親切だ。

 もちろん自分のために書いているのだから、読者におもねるようなことをしないのも1つの作風と言えるかもしれない。

 ただ、作品を届けるための努力や工夫をしないで読まれない、反応がない、と嘆く人を見てきたので、あまりオススメはしない。

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 頭のクールダウンのつもりで書き始めたけれど、けっこうな分量になっていた。

 書き上げるまでには時間がかかるし、こういうことをしてガス抜きをしつつ、数ヵ月に渡って取り組んだのが懐かしい。

 あのときとは違う熱量だけれど、楽しいと感じているのは共通している。

 それがきっと大事なことなのだろう。

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