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カフェ店員の1日bySTORY CAFE

マドラー駅から徒歩3分、銀紙通りの路地の先に

STORY CAFE

がある。

店員はプードルのきょうだい、クロとチョコ。兄がクロで妹がチョコ。

午後1時半頃、仕事始まり。
午後3時の開店を目指す。

クロはまず、店の入り口を掃除することからはじめる。チョコはトイレ掃除。

玄関とトイレは幸せを呼び寄せる大切な場所だから、お客様に幸せな気持ちになって帰ってもらうためにも、この2箇所の掃除はとても大切である。

終わったら、二人で店内の清掃。ハタキをかけ、テーブルを拭き、最後に床の掃除。

それから、
SNSで本日のメニューを投稿する。
クロの手でSNSを投稿するのは非常に時間がかかる。

肉球が少し邪魔するから。

SNSへメニューを投稿するクロ


午後3時。オープンの看板を店頭に掲げる。

クロの一番の仕事は店番。お客様がいらっしゃるのを見逃さない。
お客様が店のドアを開け、店内へ足を踏み入れたら、
お客様の目を見つめて

「いらっしゃいませ」

と声をかける。
大切な大切な仕事。

店で提供する物語はいつも出来立てホヤホヤだ。
注文を取るのはチョコの仕事。チョコの声は甲高くて可愛い。


注文を受けたら、物語をプリントアウトするため、店の奥へ戻る。

プリンターに紙をセットする。

こちらも肉球が邪魔して手間がかかる。

プリントアウトするチョコ

すべて出てきたら、端っこをクリップで留める。STORY CAFEオリジナル、犬型のクリップだ。出来立てホヤホヤの物語をお客様へお出しする。
コピー用紙が冷めないうちに。


お客様がお帰りになるとき、お会計するのはクロの仕事。
「また、お待ちしております」という気持ちを込めて、お客様が店の外へ出られるまで、心でお見送りする。


夜も深まる時間帯は缶ビール等アルコールも物語と一緒にご提供する。
お店の透明の冷蔵庫からお客様に自分で取ってもらうスタイルだ。一つの物語につき、一缶。

缶のお酒を提供するというのは、、、チョコの妄想で、物語だけじゃなくて、いつかはお飲み物も提供できたらな、と思っている。


夜9時閉店。店頭と通り沿いの看板を仕舞う。片付けと清掃。明日の発注、レジを締める。

カウンター前の椅子に座って、二人で反省会をする。今日ご来店された素敵なお客様のこと、仕入れたい物語とか、これからのこととか。

エプロンを外し、店の戸締まりをして、帰宅。


これがSTORY CAFE店員のクロとチョコの1日です。

クロの目標は物語と一緒に美味しいコーヒーを提供すること。
チョコの目標はお酒やスィーツも提供すること。

だそうです。

広がる二人の夢

最寄り駅はマドラー駅です。銀紙通りをお通りの際は是非いらして下さい。


次回の物語は「この星のどこかにいると知っているだけでいい」です。
ローズマリーの女の子と子ブタたちが出てきます。

最後までお読み頂きありがとうございました!!
挿絵はすべてオリジナルです。毎週金曜日に投稿予定です。
それでは、良い週末を!


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