鎧を脱がないと汚れは落とせない

常に人前に立つときに、かりそめの自分を作ってしまう人は、例えるならば、戦闘用の鎧を着ているのと同じ。
毎日の戦いの中で、身体の皮膚の表面には汚れがずっとたまってしまっていたりするんですよね。
やっぱり汚れてくると、皮膚がうずうずとうずくし、赤く腫れたりもしてきます。

✅勇気を出して鎧を脱ごう

そういった、皮膚、正しく表現すると、心の傷は、心の周りを固めているその鎧を脱いで落としてしまわないと、治療者が触れる事すらできません。
例えば、あなたがひざ小僧をケガしたとき、ズボンをひざまでまくりあげますよね。
それと同じで、心の鎧もちゃんと脱がないと、どこがどんな風に悪いのか、自分自身でも分からなくなってしまっています。
まずは、勇気を出して、取り繕っている自分自身を脱いでしまいましょう。
裸になったその時から、あなたの治療がはじまります。

✅脱いでからが治療の始まり

なんとか勇気を出して裸になってしまうと、最初はとても居心地が悪くて、消えてしまいたくなります。
けれど、そこをなんとか耐えて、酷い傷の治療を始めていくと、段々と暖かいゆったりとした気持ちになっていく事が出来る様になっていきます。
そして、最終的には、鎧なんて無くても、素のままの自分でも全然大丈夫なんだって理解する事が出来る様になります。
わたしもそうやって、地獄の底から這い上がってきました。

✅まとめ

心の痛みに対処療法が大して効果がないのはこの鎧のせいです。
素直にそのままの自分自身を受け入れる事から、自分の癒しがはじまっていきます。
医者やカウンセラーなどの治療者にも、鎧を外した方が、早く治療にとりかかれるので、怖いかも知れませんが、早くなおって行く事ができます。
今、あなたは鎧を着けていますか？

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