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FUJIFILM XS-10でマクロ撮影スナップ

マクロ撮影の好きなとこは、普段はなんとも思わない景色の中に面白みを見つけられるからだ。

その面白みはなんでもない景色の写真を編集して、ノスタルジックにしたり綺麗にして、すごくエモい世界を作り上げる所作とは違って、もっとシンプルに見えないものを見ようとする行いにある。

なんでもない公園の花が、その花にとまる虫が、その生を終えた枯葉が、ただ拡大して写真にするという行為で普段目にしない世界を見せてくれる。

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これはサザンカに群がっていたハエの1匹を撮影した写真で、なんとなく撮影したものなんだけど写真を見返してみると、ハエの口に水滴のようなものが付いていて驚いた。

最初は蜜みたいなものかなと思ったけど、調べてみたらハエの消化液のようだった。この消化液でものを溶かして食べるらしい。

普通に生活していたら、ハエが飛んでいたらとりあえず殺すし、口から消化液出してなんか吸ってたら気持ち悪いよなぁと思う。

ただ自分でいうのもなんだけど、上の写真は結構綺麗だなと思う。まぁもちろん綺麗に見えるように編集はしてるんだけど、気持ち悪いと思う生物を拡大して撮影すると、普段は感じられないものを感じられるようになった気がする。

上手く表現できないけれど、特別じゃない景色の中にこんなに綺麗に感じられるものがあるって感動がマクロ撮影では感じられやすいってことを伝えたかった。

twitterとかInstagramを眺めていると、四季折々の美しい写真が沢山投稿されている。自分もあんな風に綺麗な場所を撮ってみたいなと思うし、機会を作っていつか撮りに行きたいと思う。

ただ別に特別な場所に行かなくても綺麗だなと思う瞬間はあって、ただそれは僕の目じゃ見えないものだから見逃してしまう。

だから僕はマクロレンズが好きだ。何気ない景色の中にある、僕の目に見えない綺麗な瞬間を写し出してくれる。

終わり

最後まで読んでいただきありがとうございました。

人の金で焼肉を食べるのが夢です。