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台風と夏休み

先日の大きくて長ーい台風の後、スーパーの食料品コーナーがガラガラになっている状態がしばらく続いていた沖縄。
ガラーッとしていてなんだかさみしい風景の反面、いつも冷蔵品を冷やすためにフル稼働をしながら、扉のないオープン状態の陳列棚(ガンガン冷蔵機能つき)がスーパーの広範囲を占めていたのだなーと、その実態の違和感を痛感したりもした。

普段もスーパーの加工品にあまり頼らず暮らしている我が家にとって、あったらいいなーと思ったものはお豆腐と地元野菜のコーナー。
納豆は売っていなければ作ればいいし、大体のものは保存してあった乾物や手作り調味料、たくさん採れたときに保存していた冷凍のものからまかなえていることを思い出したいい機会でもあった。
とはいえ、手作りが難しい状況の方にはきっととても不便なことだったのだと思う。。

わたしたちは小さな街に暮らしていることもあって、ほぼ外食をしない生活をしているのもあるし、都会暮らしをしていた20代の頃も、手作りに美学を持っている性分だったというのもある。
食べたいなーとイメージが浮かんだものは、甘さや油分のバランスからも自分が欲するものを作るのがしっくりきていたし、子どもが生まれてからは、好みを聞きながらその子に合わせて味の着地点を知るのも楽しいこと。
何より食材の感触や香り、溢れるエネルギーとも触れ合いながら、食材と「今・ここ」で向き合う感覚を楽しむ。
そして感謝の気持ちを子どもたちと共に味わえるのでした。


子どもの個性によって、欲するものも違うから面白い。
お腹にいる時から梅干しや小豆を食べて〜と リクエストをしてきていた娘は(梅子という名の候補があったくらい)今も梅干しや梅酢にごま油の組み合わせに至福を感じている。
息子のオリーブオイルや塩好きと言ったらやりすぎーっ!と思わず止めたくなるほどだけど、、1日に何度も汗まみれになっては水浴びをして、また走り周るを繰り返しているので、新陳代謝が半端ないのだろう。

そんな訳で、食事やおやつは作る側のわたしの都合で、ある程度のベースは同じものを作るけれど、その後の味付けやトッピングは各々で調整してもらっているのでした。

いずれ個々の人生を生きるようになる彼らのそばで、今わたしができることは送り迎えと食のサポートくらいかもしれない。勝手に育っていくものね。

個々それぞれが自分の心地いい中心を知ること。
できるだけ「自律」の感覚を邪魔しないように子どもと共存して行きたいなーと思っている。
欲求もみんなそれぞれ。家族という小さな単位から、自分と違う存在を認め合っていけたらいいな。


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◇写真は沖縄の旬の果物で手作りしているアイスバー◇

全部とっても簡単。アイスバーの型に流して冷凍室に入れて待つだけ〜

右から、
・作り置きしてあるミキヨーグルトとパッションフルーツ&マンゴーだけをピューレにしたもの。
・パイナップルにほんの少しお水を加えたシャーベット
・もっちり銀バナナとカカオニブ&ドラゴンフルーツにバナナを加えたもの
・同じくミキヨーグルトとマンゴーピューレ




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