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子連れモロッコマラケシュ2

2日目はツアーに参加することにした。現地ガイド1人が運転手となり、旅行客数名を連れて行く予定だったが、なんとこの日は私たち家族のみの貸切だった。

ツアー内容は、ラクダ体験、砂漠を回るツアー。ランチ込み3人で一万円程。

異国情緒漂うラジオの曲を聴きながら、ラクダ乗り場へと向かう。

乗り場に着いて、民族衣装に着替えさせられ、いざラクダに乗る。

ぐるっとその辺を一周すること30分ほど。

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モロッコの人たちは1日に何回もミントティーを飲むらしい。モロッコのミントティーは中国茶の茶葉に砂糖を沢山入れた飲みもので、ティーポットを高く掲げてわざと泡を立ててのむ。これがこの旅初めてのミントティーだった。

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その後見晴らしの良い場所に連れて行ってもらい、どんどんと辺境の村へ向かう。実はこのツアー、どこに向かうか良く分かっておらず、お昼もどこで食べるのか分からない。

たどり着いたのは、明らかに誰かの民家。

多分友人の家らしき模様。

少し待っていると廊下で調理されていた知人鍋やサラダ等が並ぶ。

地元の子供たちが2人物欲しそうに覗き込んで来るため、食事を共にすることにした。


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何故か来た道とは真逆のローカルな道から帰ることになる。道というにはあまりにも足場の悪い道を歩いていると、まるて廃墟のような家の中から生活音が聞こえて来たり、ガイドさんの友人らしき人が窓から声をかけて来たりと、観光客向きではない、地元の人たちの生活が垣間見えた。

途中馬を連れた男性に会い、ガイドさんが息子をひょいと抱き上げ馬に乗せる。息子も私も固まってしまったが、まぁこれも思い出。

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最後に砂漠を見に行き、全ての工程が終わる。

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帰路につく途中お手洗いに寄ってもらった。トイレは1人5DHだと聞き、夫と2人で使用して50DHを渡すと帰って来たのは20DH。金額にすると些細なことだったが確認すると、ここ数日雨も降らず、トイレの水のために2キロ離れた場所から毎日水を運んでいるため値上げしたとのこと。ガイドさんが何か言うと、ペットボトルの水を必要としないなら1人10DHで良いと言われ、結局20DH支払った。この金額が正当なのか高いのが私達には分からなかったが、この乾いた土地で確かに水を得ることは大変なのだろうということは想像に難くない。

17時頃にリャドに到着。リャドについて一休みしてから、今日の夕飯を食べるべく旧市街の方へ行くことにした。

砂漠からは一変してごちゃごちゃとした街並み、細い道に沢山の旧式のバイクが排気ガスと轟音を吐き出しながらすれ違って行く。ここで衝撃の光景を見る。焼き菓子が入ったショーウィンドウには数え切れないくらいのハエがぎっしり。

暑さが最高潮の時間帯に乾燥した砂埃、排気ガス、人混みに狭い道。赤子連れには最悪の環境だった。これは出歩く時間帯を失敗したなと後悔したが、日が落ちるまでの辛抱だと、目的地まで向かうことにした。

屋台が所狭しと並んでるいるがどこに入って良いのやら迷いに迷い、一件のスリッパ屋さんへ入店。金額が提示されている店が少ない中、ちゃんと記載されている店だったので、信頼感があり家族分購入。

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夕飯は昨日とは真逆の、地元の人に人気のお店に入った。金額がまっったく違い安い。しかも美味しい。

この日はぐったりした体を引きずりリャドへと帰宅した。

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