舞台化へのこだわり
私の仕事【舞台照明】
旧RINCOLO時代からずっと言い続けてますがRINCOLOは音と光のエンターテイメントを標榜しています。
以前は自称ブルーズ・ギタリスト(下記の記事参照)
でしたがw今はライブハウスの店主として、もぎり、ドリンクバ音響、照明、店内清掃、笑顔…などなどをほぼワンオペでこなしています。
会館などに
最近ではオフィスにゃろっぷの大島さん、じゅんちゃん、悠宇、香織ちゃん、山田さん、みつさん、にそれらを依頼する場面も多く、今現在の私の仕事はライブハウス店主でありながらブルーズマン、ロックンローラー、パンクスの顔が多々みられますw
そんな中で今回はアンナさんが『drawing poetry with shiori 』という戯曲を書いてくれてそれをmuteで発表してくれるということでRINCOLOの照明にも協力してほしいとの依頼を受けました。芝居の照明は私がRINCOLOをはじめてからずっとやりたかったことであり、RINCOLOの照明はいかに舞台照明寄りに設置されているか本領発揮できる場面をいただいたことに深く感謝しつつ本番に臨みました。
せっかくの機会なのでひとつずつ解説させてください。僕の照明の概念は“照らす”や“色つけ”だけではなく影すなわち“陰影”を作ることにより立体感を生み出すことにあります。これらの多くはチャップリンの映画に学びました。
夜の場面はホリゾント(もどき)で舞台を青く染め、そこに星や月などを浮かび上がらせています。
横からの青い光、つまりサイドスポットは今回は夢と現実の境界線というイメージを表現することに使用しました。
照明を気にしながら動画↑を観るとまた私のこだわりを感じてもらえるかと思います。
今回WoodBellくんを照らしている前明かりの“ぶっちがい”はシンガーソングライターの場面などにも多く使用されます。左右の光の濃淡で影を作り演者の表情を作ります。
RINCOLOが他ののライブハウスの照明と大きく違うのは前方に5個配置された“地明かりサス”と呼ばれるものです。この舞台ではしおりさんの前衛舞踏の動きに合わせて照らす場面を制御することにより闇に浮かび上がる夢=幻影の可視化を実現しています。
光の強弱は極めて重要なポイントで照明のフェーダーを息を止めてコンマ何ミリ単位でコントロールします。
RINCOLOのステージに煙が多いのはこれらヒカリの軌跡を明確にしたいからという意図があります。
クライマックスのバックライトはキャラメルボックスた的な…後は観てのお楽しみ♫
今回は使いませんでしたがRINCOLOの照明は他にもピンスポット、ころがし、サス残しなどの効果も得られるようになっています。もちろん今流行りのムービングヘッドも装備しています。
どうです?やってみたくなりましたか?お試し体験も大歓迎ですのでお気軽にお問い合わせください。
参考文献↓
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