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チャンスの神様たちは、おそらく、カッコ悪い。

まえがき。

「チャンスの神様は、前髪しかない」
というのは、中学生・高校生くらいの時から、
よく聞いた言葉だったのだけれど。

何か、誰かにきっかけを渡してくれるような
「チャンスの神様たち」は、
おそらく、本当にカッコ悪いのではないか?と思ってきた。

昔の自分に、
そう考えている「今の自分」のことだったり、
その周りにいる仲間達のことを伝えてあげることで、

その生きづらさをできるだけ取り除いてあげたいし…
できるだけ、もっともっと世界って広いんだよ..!
と伝えたいなぁと、祈るようになってしまって。

昔の自分に、直接届く訳ではないのだけれど。
当時の私みたいに、今生きづらさを感じている人に、
少しでも届くといいなと思って。

6問の設計で、自問自答してみた。

よかったら、誰か一緒に、この6問について、考えて下さったら。
対話をしてくださったら、嬉しいです…!

私の想像していた、前髪のないチャンスの神様はこちら。


由来となっている本物のチャンスの神様「カイロス」

(前髪しかないんだから、カッコ悪いやろ。と思っていたのに、調べてみたら、本物のチャンスの神様がカッコよかった…笑 かっこいいんかい!!)

<かっこ悪かった、軌跡シート>


1)生きづらさを感じていたことはありますか? 
いつ、どんな生きづらさを感じていましたか?
(その時、特に苦しかったなぁ…というエピソードを1つ教えてください。)


はい、あります。
時期でいくと、中学・高校生のころ。

私は、やりたいことが特になくて。
好きなものとか、とりわけた趣味もなくて。
周りの子達が、少しずつ部活や勉強に熱中していたり。

体育祭や文化祭で、きらきらした姿を見せる中で、
なんか自分は、くすぶっている気がして。

でも、頑張るモチベーションも見つからないし。
特に、なりたい姿や目標もないし。

そんな今の自分は、なんか好きになれない。
虚無感まで感じる。

すごくすごく嫌なのだけれど、
でも、やっぱり。
何をどうしたらいいのか?わからない。

それがすごく辛かったです。

特に思い浮かぶ、印象的なエピソードとしては、
中学生1年生の頃かな?

多分、本当にやりたいこととか、好きなことがなくて。

教室の黒板に書いてある「火曜日」って文字を見て
「まだ、火曜日なんだ」と思った瞬間。

「あと何回、この日々の繰り返しを過ごしたら、人生が終われるんだろう。」と、ふと思っていたことです。

まだ、中学生なのに、、思い返すと切ない。。
(いつもは思い出さないので、大丈夫なのですが。)

「なんのために生きればいいのか?」

「何に、時間を使えばいいのか?」
常に、わからなかった記憶があって、

時間を無駄にしている感覚が、
申し訳なくて、苦しくて、居心地が悪くて、自分が嫌でした。

今、思い出しても、
「二度とその感覚には戻りたくないなぁ」
と思ってしまいます。

2)生きづらさを感じていた時期から、「今の自分」に辿り着くまでにあった、転機を3つ教えてください。

A:第一志望に合格するために、めちゃくちゃ泥臭く勉強した大学受験
B:チアへの挑戦
C:企画メシ2021で、プライドがズタズタになったこと。

3)3つそれぞれの転機で
①何が変わった?=学んだか?
②どんな困難があったか?
③それをどう乗り越えたか?を、教えてください!

A:第一志望に合格するために、めちゃくちゃ泥臭く勉強した大学受験

①学び:「泥臭く、必死になること」はかっこいいということ。


恩師との出会い。正直、ここから人生が変わった。


②困難:困難は、あまりなかった。高校の担任で、世界史の強化担当だった恩師が、とにかく情熱的で、教え方のプロだった。そして、受験に関しても、めちゃくちゃ熱い人だった。

途中から通い始めた英語塾の先生方も、教え方に関してのプロだし、何よりスタンスとして「1年生のクラスに出るのも恥ずかしくない」と言い続けてくれるくらい、向き合う貪欲さを教えて続けてくれた。

周りの人の、精神的なサポート、技術的な部分のサポートもあり、あまり困難はなかった記憶がある。

志望校を決めた高校3年生の春から、
ずっと模試の合格判定はDだったけれど、

合格発表の掲示板をみに行く日、
「落ちていても、後悔しないくらい、勉強した」

と、心から言い切れたことは本当に、よかった。
結果として、6倍をくぐり抜けて、合格できたので、
本当に自分の中で、転機になった成功体験である。

C:「乗り越えたこと」
「困難はなかったので、乗り越えた」というほどではないが、
苦手だった英語は1年生の講義にでたり、
昼休みなどを全部使って暗記したり。
わかりやすく熱を外に出して、人よりやることを大事にしていた。

今思い返すと、あの時、あそこまで頑張れたのには、2つの理由がある。

1つは、明るくポジティブなもの。
私が部長をしていた吹奏楽部は、引退時期が遅いこともあり、
毎年第一志望合格率が低いという現状があった。

私は、とにかく部活の後輩に「一生懸命やれば、第一志望にうかるよ!」と伝えたくて。
それを、ちゃんと結果として後輩に残したくて。
辛い時は、その目標を唱えて机に向かっていました。

もう1つは、結構ネガティブなもの。
「周囲の、きらきらして見えた同級生に対して、
「あんなに楽しそうにしていた、あの子たちに負けたくない。」
というコンプレックス。

「あの子たちに負けてたまるか!
負けたら、私何にも残んないじゃん」と。
今思い返すと、ちょっと驚くほどに、
汚い?醜い?かもしれない、想いが、
あの頃の自分にはあった。

当時、それも「やりつづける原動力」になっていたなんだなぁと思います。

B:チアへの挑戦
①学び:「好き・やりたい」へ向かうエネルギーは、何より強いこと


良い笑顔。もう3年前。。


困難:やりたい!と思っていても、すぐには思うようにいかないこと。

当時私は、チアの組技であるスタンツで
、上にたつポジションを担当していました。

つまり、三人くらいの土台になってくれる人から、
リフトしてもらうポジションです。

私は、ダンスは好きでしたが、この組技がとかく苦手で。。
あまり好きではありませんでした。

苦手だった原因は、以下の2つ。
1つに、運動神経や体のバネがなく、
身体的な使い方がわからなかったこと。

2つに、そもそも運動経験が少なく、
上に乗る立場として、体重を引き締め体を絞らなければいけないものの
その方法がわからない。かつ、周囲よりもそのスタンダード意識が低かったことです。

乗り越えた方法:それぞれの原因に対して1つずつありました。

1つは、ラッキーだったのですが、
1度左足を骨折をしたおかげで、スポーツリハビリに通えたこと。
そこで、体の使い方を、教えていただけたことです。

2つに、同期から協力を受け、
食事制限や定期的な運動を始めたことです。

食事制限といっても、ハードなものではないのですが、
毎日3食食べたものを送ったり、ランニングした記録を送ったり、
一緒にランニングをしてもらったりしていました。

周囲の得意な人に、自分から力を借りるということ。

仲間に協力してもらうという方法を、相手からもらったことによって、
少しずつやっていたと思います。
(今、振り返るともっとできたね。。)

C:企画メシ
①できなくても、コツコツ。コツコツとやり続けると、
少しずつでも得るものがあるということ。


企画メシのなかま。



困難:やりたいし、自分らしさを活かせそう…と思えるのに、本当に何もできなかったこと。

モデレーターである阿部さんへの憧れも、
企画のもつ力の大きさへの、信頼も。

「自分も、やってみたい」という想いも、すごく大きいのに、

プライドが久々に、ズタズタになるくらい。
全くにっちもさっちもいかないくらいできないこと。

その自分と、常に直面し続けなければいけないこと。

やりたいと思えていることだし、
だからこそ、どこかで自分の強みも出していけそう、
と思えることだったからこそ、
「何をどうすればいいのかわからない」ことが、辛かった。

③どう乗り越えたか?
最後の「自分の企画」回だけだけれど。プレゼンテーションをやりきって、1歩ずつ前身できたことだ。

全8回の講義を通じて、企画力の向上ということには、
全く到達しなかったのだけれど。

講師の方々から、素直にうけた刺激と憧れと。
阿部さんからいただいたあたたかく、熱い言葉と。
仲間の方からいただいた、「ここが魅力だ」という言葉のおかげで。

知らず知らずの間に、一歩ずつコツコツと前身することができていた。

私は、今まで馬力でなんとかしているタイプだったので、
設計図を積み上げるように、コツコツコツコツ。

物事を物事を細分化して進めて、
一歩一歩できることを増やすということを
自力でできるようになったことが嬉しかった。


その経験から、
今はまずは、
想いを書く。
ゴールを定める。
そこから、今回の目標を決めて、
「そのために、何が必要か?」
ボトムダウンしていって、設計図をかく。

そのロジカルに積み上げられた設計図ができてから、
アイディアを考える箱ができるんだ!という

ことは、理解することができて、本当に嬉しかった。
わからなすぎて、半年間ももがいたからこそ、
自分で進み方がわかった嬉しさがありました。

4)今のあなたは、どんなこと(仕事・趣味・人間関係などフリー)をしていますか?


A:仕事 
仕事で行くとネット広告会社で、ブランディング案件の運用をしています。最終的なゴールとしている職業ではないのけれど、
興味のある領域に関われていて。
実際に出している広告の効果やインパクトの大きさを、
リアルな数字で見ることができるのが、
自分の想像していた以上に、とても楽しい!です。

また、何より今は尊敬する上司と働けていて、
それが、とてもとても嬉しい…。
また、細かい設計とかは、苦手だったからこそ、
今得られていてとても刺激になっています。
関数だけは、絶対にやりたくないと思っていたのに、
今は多分10個くらいは、使える笑笑

B;プライベート
今まで、好きなものがないと思っていたけれど、趣味が見つかりました!
企画やデザインの展示会巡り、銭湯通い、裁判傍聴。

またこれは相変わらず。。大事な人と、美味しいご飯を食べることです。

うふふ。


また、noteやインスタでの考え発信だったり。

大学の大好きな親友と2人でのラジオも始めています。

あの頃の自分が考えられなかったくらい、やりたいことに溢れていて。
時間が足りなくて、毎日大変です笑笑

あの頃、時間が有り余っていた自分の時間を、
お裾分けしてもらいたいくらい。。
それは、冗談だし、
あの頃の自分がいたから、今があるので、
時間の使い方をうまくなるしかないのだけれど笑

とにかく、今、すごく嬉しいことが重なる日々を過ごしています。


5)今のあなたは、幸せですか?


はい、とても幸せ。
ありがとう。。


6)生きづらさを感じていた頃のあなたに、
「一番伝えたいこと」はなんですか?


あんなに、生きづらいとか。
やりたいことがないとか。
生きる意味が、見つけられない。って、
不安になったり、虚無感に溢れていた私だけれど。

『あの後、ちゃんと大事な人々や
考えに出会って、今すごく幸せだよ。』

と、伝えたいです。

そして、おこがましいながらに1つだけアドバイスするとしたら。。

やりたいことが見つからない今は、
すごく焦ると思うのだけれど。

ちょっとでもやってみたい!と思うことがあったら、
初めはできなくても。
カッコ悪い自分にむきわなければいけなかったとしても。

少しずつ、コツコツやってみるといいよ。ということです。


おそらく、周囲に一人は。
それは、学校の先生でも、友達でも、学校外の活動でもいいのだけれど。
絶対にあなたの半径何メートルの範囲で、

「かっこいい」

と思ってしまうような、努力をしている人たちがいるから。

やり方がわからなかったら、その人に
「どうやっているんですか?なんで、やっているんですか?」

と、ちょっと聞いてみたり、

まずは真似してみたりして、コツコツ努力する方法を覚えてみるといいよ。

やりたいことに出会えなかったら、焦らなくてもいいのだし、
あなたはあなたのままで、焦らなくてもいいのだけれど。。

もし、何か迷った時があったら

「できなくても、やり続けて、やり続けて、
やり続けることはかっこいい!」

という、これだけ、頭の片隅においてもらえたら、
ちょっと嬉しいです。

もしかすると、努力しなくても、器用にこなす人の方が、
カッコよく思えるかもしれないけど。

本当にカッコよくて、誰かに何かを届けられるくらい、極めている人って、
常に、自分のダメな部分とも向き合って戦っている人だから。

今、そうできているあなたは、かっこいいよ、って思ってあげてね。

そして、伝える機会を。振り返る機会をくれて、ありがとう!

海好き。


長々いったけど、
あのとき、ちゃんと考えてもがいてくれたあなたがいるから、
今、幸せです。

毎日、味わって生きて、
できるだけ、長生きして、まだまだ知らない世界をたくさん知ろうと
思います。


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