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FIREの疑似体験で見えた、仕事に対する価値観~サバティカル休暇日記⑬

「あなたはこの先の人生、どう生きたいですか?」

そう聞かれたら、あなたはどう答えますか?

正直な話、わたしには「こうなりたい!」という明確なビジョンはありません。でも、「こうなりたくない」という姿はあります。それは、お金の心配をしながら生きていくこと。少なくなる預金通帳の残りをながめながら、「お金が無くなるのと自分の寿命が尽きるの、どっちが早いだろう」と思いながら余生を過ごすのだけは、絶対に嫌だ!と思っています。

そんな考えを持つサバティカル休暇中の私に、会社から給与振り込みがありました

会社員で、有給+特別休暇をまとめて取得しているので休みの期間も有給。振込通知を見て、「会社員ってとても守られた存在なんだな……!」とありがたみを噛みしめるとともに、こんな考えが頭に浮かびました。

会社員をやりながら有給取得してる今って、実はFIREを疑似体験してることになるのでは⁉

今回のnoteでは、サバティカル休暇を過ごした中で生まれたFIREに対する考えや、仕事の価値観に対する気づきをつづります。

FIREとの出会い

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FIREとはFinancial Independence(経済的自立)と Retire Early(早期退職)の略語です。経済的な独立を果たせるだけの資産形成を行い、定年を待たずに早期にリタイア。生活に必要な金銭は資産運用でまかないながら生活するライフプランを指します。

お金の心配をしながら老後を行きたくない!という考えの私は下記の本を読んで、「なるほど!お金の心配なく生きるのに、FIREっていう手法もあるんだな。著者の考えにちょっと違和感はあるけど、わたしが望む生き方の一つの選択肢になるのかもしれない」と思っていました。

疑似FIRE体験をしてみて

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仕事は休みなので、毎日何をするのも自分の自由。

そんなサバティカル休暇生活を送る中で、気づいたことがあります。
それは、「わたしは、仕事が好きだ」ということ。

休暇でできた時間は「純粋にやりたいことをやる時間」に充て、新型コロナウイルスの感染拡大を考慮しながら、週1家出するのをはじめ、映画を見たり漫画を読んだり、食べたいものを食べに行ったり好きな時に昼寝をしたり……好き勝手に過ごしてきました。

でも、やりたいことだけをやるだけの日々にはぜか物足りなさを感じて

・もともとやっていた副業に時間を当てる
・新しい副業を探し、仕事をする
・将来仕事に発展できたらいいな、と思っている分野の勉強をする
・新しいコミュニティに所属し、今まで所属してた会社以外でプロジェクト経験を積む

など、報酬が得られるかどうかは別にして、何かしら仕事に関することに手を出してる自分がいたんです。

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そんな自分の行動から

「ああ、わたしは仕事が好きなんだな。お金はもちろん大事だし必要だけど、自分にとってはお金よりもやりがい、繋がり、誰かに貢献できてる実感が仕事の報酬になってるんだな。」

と、気づくことができました。

と同時に、前出のFIREの本を読んで感じていた違和感の正体が見えてきました。それは、著者とわたしの仕事に対する考え方の違いです。

著者にとって仕事は「すぐにでも辞めたい嫌なこと」でしたが、私にとっては「好きなこと。楽しいこと。」だったんですね。「そんなに仕事って楽しくないもの?」という点が違和感に感じられてたんだな、と。

将来、自分が資産形成に成功してFinancial Independence(経済的自立:FI)を達成したとしても、きっとRetire Early(早期退職:RI)はしないんだろうな。

収入の心配がないなら、純粋におもしろそうなこと。関わりたい人と一緒にできること。誰かに貢献できて自分でも強くやりがいの感じれることを、何かしら仕事として続けるんだろう。

具体的に何をやるのか。
その時の雇用形態が、会社員なのかフリーランスなのか起業なのか、全然わからないけれど。

サバティカル休暇でFIREを疑似体験してみて、「いつか経済的自立(FI)することができたら、自分が「面白い!やりたい」と思える仕事が選択肢に上がるよう、これからの人生を生きていこう!と心に決めました。


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