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令和5年10月決算特別委員会 子どもたちが大人にSOSを出す相談先について

こんにちは。尼崎市議会議員 池田りなでございます。2023年10月決算特別委員会において、本市の子どもたちが大人にSOSを出す相談先について取り上げました。

まずは、生徒が個人の携帯にアプリをダウンロードして、チャットでSNSカウンセラーに匿名で悩み相談できる「STAND BY」についてです。

お伺いします。
<質問1>他市のようにSTAND BYを個人の携帯に加えて1人1台配布のタブレットからの利用も可能にして、中高生に加えて小学生も対象にすべきと考えますが、いかがでしょうか。

<教育委員会 答弁>
他市のように「STANDBY」をタブレットからの利用も可能にして、小学生も対象にすべきと考える がいかがか。 答弁要旨 学校が生徒へ貸与しているタブレット端末での「STA NDBY」の利用については、歴名性を確保できないため、デリケートな相談内容を書き込むことが、生徒にとって心理的な負担になると考えております。

また、現在、様々なトラブルに巻き込まれないように外部と接続が可能なチャット機能を制限していますが、これを解除する必要があります。 小学生の利用については、相談が文字のみでのやり取りとなるため、相談内容や自分の気持ちを正確に伝えることが難しく、相談内容を誤って受け取る可能性があります。 これらのことから、タブレット端末に「STANDBY」をダウンロード可能とすることは現在のところ考えておりませんが、引き続き学校での声掛けや教育相談による支援等を丁寧に行ってまいります。

次は、電話や対面の相談についてです。電話相談の場合、携帯を持っていても、親が発信履歴を見れるので、フリーダイヤルであっても電話をかけることがためらわれる子どももいます。また、学校に相談した場合は、スクールカウンセラーが小中合わせて24名の人数で少ないため、相談したいときにすぐできません。

参考になる事例は、寝屋川市の毎月、小中学生に、切手不要で悩み相談ができる葉書付きチラシ「いじめ通報促進チラシ」を配布する取り組みです。資料p2をご覧ください。

お伺いします。
<質問2>
2023年9月第16回定例会で、コストがかかるからできないと答弁いただきましたが、切手不要で悩み相談ができる葉書付きチラシの配布を本市でもしていただけますでしょうか。

<教育委員会 答弁>
切手不要で悩み相談が手紙で送れるチラシ の配布を本市でもできないか。 答弁要旨 9月の一般質問でご答弁いたしましたように、中学校、市立高等学校におきましては、学期ごとに「STANDBY」 のチラシを配布し、子どもがSOSを出せる仕組みづくりを進めております。

それとは別に相談窓口の連絡先やQRコードを記載した「SOSの出し方、受け止め方リーフレット」を年に2回配布しております。また、いくしあや兵庫県教育委員会、 サポートセンター等からも相談窓口についてのチラシも 学校を通じて児童生徒に配布しております。 議員ご提案の全児童生徒、約3万人への毎月のチラシ配布につきましては学校での印用及び配布や、大量の用紙使用など、現場への負担やコストも非常に大きいことから現在のところ考えておりません。 今後も教育委員会や各関係機関から配布している案内等を活用してまいります。


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