令和5年6月 第14回定例会 一般質問⑨「尼崎市立成良中学校琴城分校(夜間中学の設置促進・充実について)」
こんにちは。尼崎市議会議員 池田りなです。令和5年6月 第14回定例会 一般質問で取り上げた「尼崎市立成良中学校琴城分校(夜間中学の設置促進・充実について)」です。
令和4年6月文部科学省から「夜間中学の設置・充実に向けた取組の一層の推進について」の通知が出ています。令和2年国勢調査において、未就学者は約9万4千人(日本人約8万5千人・外国人約9千人)、最終卒業学校が小学校の者は約80万4千人(日本人約78万5千人・外国人約2万人)ということが明らかになりました。
義務教育を修了しないまま学齢期を経過した方や、不登校など様々な事情により十分な教育を受けられなかった方、外国籍の方などが「再び学ぶ場」として、夜間中学がますます重要な役割を果たすと考えます。
先日、全国初の学齢期の不登校生徒を受け入れた香川県三豊市立高瀬中学校を視察しました。全日制の学校に通えず不登校だった生徒さんは、「夜間中学校で、学びたいという想いで学んでいる方々の姿を見て、元気と力を貰い学校が楽しい」とおっしゃっていました。
ここで2点お伺いします。
<質問>
1点目、令和4年7月の文教委員会で、尼崎市立成良中学校琴城分校(夜間中学)の周知方法を検討すると答弁いただきましたが、本市は夜間中学の広報が市のHPで日本語でしか行われていませんので、姫路市のように多言語版チラシの作成していただけますでしょうか?
また、平成27年2月の市報で掲載された夜間中学の特集「スクールライフ」のような夜間中学を紹介する記事を掲載をしていただけますでしょうか?
<増田教育次長 答弁>
今後、生徒募集要項の多言語版も作成して、市のホームページに掲載するとともに、琴城分校の 示す地図も掲載するなど、よりわかりやすく情報を伝えることができるよう準備を進めてまいります。また、市報への、夜間中学の特集の掲載については、学校や広報課と調整のうえ、検討してまいります。
<質問>
2点目、松本市長は令和4年12月の定例会で不登校生徒に関して、公立学校の多様化に向けた取り組みとして、夜間中学校などの先進事例を含め研究をする、と答弁されていました。
尼崎市立成良中学校琴城分校の夜間中学で、不登校特例校として学齢期の不登校生徒を受け入れるのはいかがでしょうか?50名定員に対して、34名の生徒数ですので、十分受け入れられます。難しい場合、何を克服すれば設置できるのか教えてください。
<答弁>
先日の林議員のご質問に教育長が答弁いたしましたように、夜間中学校の活用も視野に入れ、6月 に京都市の夜間中学校併設の不登校特例校を視察しました。視察を通じて、不登校特例校の設置には、対象生徒、教育課程の編成、教員やスクールカウンセラー等の職員の配置、施設設備等、様々な課題があることがわかってまいりました。
今後、岐阜市等への視察も踏まえて、これまでの不登校対策との整合を図りつつ専門家の知見も得ながら、本市の不登校特例校のあり方について十分に協議するとともに、設置の可否を含めていります。
https://www.youtube.com/watch?v=-9sz0p5XvmQ
▶尼崎市議会ホームページ
https://www.city.amagasaki.hyogo.jp/gikai/
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