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昭和の女

我が解放される時間。それは飲み会の中盤あたり。会話にだんだん私情が入ってくる時間。楽しい時間。

「愛してるって言ってほしい」

いきなり直球。そんな…愛なんて軽々しく言えないんじゃ………

「私も私も!いつでも言ってほしい」

えーっ!みんなそうなの?

「言って!って言われたら愛してるよって言うよ」とさらりと男子が言う。

どうしたんだみんな。愛のオンパレードじゃないか。てか愛って何?愛って言葉で確かめ合うものなの?

私は韓国ドラマを最近よく見る。よく出てくるセリフが「そばにいるよ」「守りたい」

それが愛なの?海外ドラマとかは常に「愛してるよ」「ハニー」て挨拶みたいに言ってるけど日本では「愛」は挨拶ではない。そういう文化がない。

「愛」ってお互いを思いやる気持ち?かなぁ。言葉にすると違う気もする。ほら、千と千尋の釜ジイが、はくと千尋を見て「愛じゃよ」ってセリフあるじゃん。あれ。あれよあれ。

未だに「愛」の存在が計り知れなくて、恐れ多くてハリーポッターの「言ってはいけない名前」のようになってる。たぶん私の他にもあと2.3人はいるはず。



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