友達の話

友達に赤ちゃんが出来た。

もう5年くらいの交際を経て結婚するという。
特段問題がないように思えるが自立心が浅いこと、周囲に子供を持つ女性がいないことが不安だと思っているようです。

それでも私は彼女が暖かい家庭を持ち、健康的に過ごせると確信してる。
その子の特徴は愛嬌、親しみ。芸大出の独特な個性や考え方。特段風当たりが強いわけでもないしきっと素敵な家庭になるだろうなあと思っている。

そんな彼女の子供の性別が分かったらしい。
鬱症状によって会えずにいたがその間に判明したと連絡をもらった。
一ヶ月が経ち体も精神も不安定だったが意を決して会うことに決めた。

結論、会って良かった。
20分ほど遅れてしまったが彼女が買ってきた
ケーキのプレートに性別が書いてあった。
男の子だったが私は笑ってしまった。小さい時からイチゴとピンクが好きで手芸が好きだった彼女が男の子を育てる。

想像ができなくて面白かった。
それでも嬉しそうな彼女の顔を見ながら、わんぱくで人見知りな男の子の顔が浮かんだ。