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中学生に英語の絵本を読ませてみて気づいたこと

先日、時間割変更の関係で1日に2回授業があるクラスがあったので、何かいつもと違うことをしたいと思い、英語の絵本を紹介し、それを読ませる時間にしました。生徒たちは思ったよりも興味をもってくれ、教科書とはまた違った英語に触れる楽しい時間を過ごしてくれました。その時のことについて紹介します。

中学2年生の30数名のクラスで行いました。使った図書は、私が趣味で集めたものなので、一貫性はありません。学校によっては、Oxford reading tree を持っているところもあるかもしれません。

・Oxford Reading Tree stage0 からstage3, stage 8
・First Little Readers A , B
・I Can Read!
・Step Into Reading

このようなシリーズをトランクに入れて教室へ持って行きました。最初の10分ほどは絵本をいくつか紹介し、あとは好きなものから自由に読ませていきました。

イラストや本の肌触りなどから英語の世界を面白がる生徒もいました。

英語が苦手な生徒たちは、イラストがあることがヒントとなり、意外と嫌がらず手にとって読んでくれる姿が見られました。日本とは違ったイラストのタッチや登場人物の表情に、「これはおかしいやろ!」とツッコミを入れている生徒もいました。

得意な子は、Oxford Reading Tree のステージ8を真剣に読んでおり、こういう機会をもっと与えてあげられるといいなと思いました。Percy Jackson and the Olympians に2人で挑戦している生徒もおり、かなり難しいものにもチャレンジしたいという気持ちがあるのだなと感じました。

面白いなと思ったのは、the Fat Cat Sat on the Mat という絵本を、1番面白いと言った生徒がいたことです。「なんか読んでてリズムが面白い」というのです!ライミングは小さい子どもだけでなく、中学生でも、英語を母語としない生徒でも面白さを感じられるようです。重要性を再確認しました。

教科書から離れた授業は準備が必要ですが、絵本の多読は他には特に準備がいらず、それ自体にパワーがあるので、生徒は集中して取り組むことができると思います。

私は絵本や児童書が好きなので、手持ちのもので対応することができます。自分の好きな分野で、時には教科書から離れて、または題材に関連した授業ができると、生徒も私も互いに息抜きになります。気負わずに試していきたいと思います。

先生方は例えば1日に2回授業があったとき、どんな授業をしますか?ぜひ教えてくださいね。


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