反抗期対策#9「ヤダ!」と言われた時の正しい返し

「○○しなさい」と大人が言って、
「はーい!」なんて素直に返事がくることなんて、
昔から滅多に期待していませんが。。。
幼少期の頃は、比較的素直に返事してくれることも多かったのかなと。

成長していくうちに、
やるべきことが増えたり、
時間に追われたりするので、
子供たちも「めんどくさいなぁー」と
腰が重くなかなか動き出せなくなる時も多くなりますね。

大人になるにつれて実際に面倒くさいタスクも増えてくるし、
さぼる方法も覚えてくるものです。

私の場合は、
子供たちが小さいころから、
「えー、ヤダ!」と言われたら、
できるだけすぐに、
「わかるー、やだよねー」と返すようにしています。

前回の記事と関連しますが、
ここでも上下関係を作らないようにしています。
「ヤダじゃなくてやりなさい」とか
「早くしないと終わらないよ」とか、
「宿題やらないとおやつあげないよ」とか、
上からものを言わない!

ここは、大人も対等な立場に立って、
子供の気持ちを理解してあげること、
そして伝えてあげることが重要ですね。

そうすると、子供は、
『共感してくれている!』
『気持ちを分かってもらえた!』
と安心します。
精神的に甘えさせてあげる瞬間というのは必要だと思うんです。
でも、やらなければいけないことは、
どうやったってやらなければならない。
「わかるー、めんどくさいよねー」
「うーん、、、眠い」
「だよねー、今日いっぱい運動したもんね。」
と、少し会話をしたところで、
「ただ、明日やるのももっとめんどくさいよね」とか、
「宿題やらないで学校行ったら先生なんて言うの?
 やっぱりなんか言われちゃうの?」とか、
やらなかった場合、どうなるか想像できる質問をしてあげます。

それでもどうしても元気が出ない場合は、
「アイスでも食べるか!」
と乗せたところで、
先に食べる?終わってから食べる?」
と、結局は「やる」という選択を本人にさせます

できるなら、一部だけ手伝うのも良いと思います。

大切なのは、
「やりたくない」と言う気持ちを、
100%受け入れて、理解してあげることだと思います。
「やりたくないんだな」って思えば良いだけで、
そこに正しいも間違いもないんですよね。

受け入れて、やらなかったらどうなるのか想像できる質問をしてあげる
と言うことを続けていると、
自分で勝手に自問自答するようになります。

子供「ヤダー」
大人「わかるー、そりゃそうだ、やだよね」
子供「・・・・」
  (やらないとどうなるか考え、やらない理由を探し始める)
なかなか動き出せない時は、ブースター的に
大人「終わったらアイスあるよ」
  (やらなくていい理由がみつかる前にモチベーションを上げる)
子供「イェーイ!やったぁー!」

ご褒美が無いと動けなくなってしまうのでは?
という意見もあるのですが、
大人だって、何か出来たら自分にご褒美とか言って、
ケーキ食べたり、服を買ったり、
自分の機嫌を自分でとって、モチベーションを保っているのではないでしょうか?

それを自分でできないうちは、
大人が甘えさせてあげてもいいのかなと思います。

今日、子育てアドバイザーの方とお会いして、
その方はこんな事をおっしゃっていました。
「甘やかす」と「甘えさせてあげる」は、
全く異なる意味を持っているのだと。
その違いがわからない方が世の中にはとっても多く、
その意味をきちんと説明できる方も少ないのだとか。
彼女が言う、「甘やかす」と「甘えさせる」
ここに、たくさんの意味が詰まっているような気がしました。









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