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ツレは27歳年上で。

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歳の差パートナーの日常と思想を綴ったエッセイ。part1に概要記載しております。お好きな記事からお好きなようにぜひ。
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#忘れられない恋物語

【part12】乳首つねってごめんなさい。

フェチは宗教用語で「呪物崇拝」のことを指すらしく、古来より「それをもっていると災厄が近づかず、幸運がもたらされる」とされてきた。 であるならば、大義名分は十分だ。 二の腕 私はツレの体のパーツの中で、二の腕がダントツで好きだ。 特に夏の半袖の時期。クーラーでいい感じに冷えた二の腕が最高である。運転中、ハンドルを握ったまま無防備に放り出されたそれは、もはや尊い。 ちなみに最初、ツレの二の腕を揉む度に私は「これこれ」と小さい声で言っていたらしい。ほぼ無意識。はたから見たら気

【part16】真夜中の歯ブラシ事件と両親の別居と。

人間関係なんて、お互いが尊重し合って、一緒に創り上げていくものじゃないか。 受け入れられないのであればさようなら 今考えたら失礼な話だけれど、当時私は自分で「三日後の予定が立てられない人間です」と豪語する程度には、そのタイミングの気分だけで物事を全て決めていた。 たとえ大事な人との約束であろうと気分が乗らなければ参加しなかったし、もっと悪いことに、約束した本人へ連絡を入れることなく眠りにつき、そのモードになると電話もメールも折り返しもしなかった。 感覚としては「ドタキャ

【part17】ちょっと、戸籍汚してこようかな。

多分、自分の立ち位置に今一番疑問を持っているのは、私自身なんだと思う。 強いなアンタ 求婚された。 ツレからではない。別の男性からだ。その人について詳細は濁すけど、簡単にいうと、知り合ってから15年来の友人である。 そしてその人は私にツレがいることは知っている。でもその上で、「まずはお付き合い」ではなく明確に私に「家族になろう」と提案してきた。 私は家族になるのであれば今のツレがいいし、今のツレ以外は考えられない。そう伝えるも、求婚してきたその人には、イマイチ私とツレの