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ヤングケアラーについて

今回はヤングケアラーについてです。
みなさんは「ヤングケアラー」とは
ご存知でしょうか?

あまり聞き慣れないかと思いますが
今ヤングケアラーで生活に支障がでている
子ども達が沢山います。

少しでも多くの方にヤングケアラーについて
知って頂ければ、と思います。

今までのサクッと読める心理学シリーズは
こちらからどうぞ!

1.ヤングケアラーとは?

まずヤングケアラーとは
病気や障害のある家族の介護・面倒に
忙殺されて本来受けるべき教育を
受けられなかったり
同世代の人間関係を
満足に構築できなかった子ども達のことです。

その子ども達というのは
18歳未満を指します。

では具体的に家族の介護・面倒とは
なにか?というと

・家事
・着替えや移動の介助
・入浴やトイレ介助
・兄弟の世話
・家計を支えるためのアルバイト

まだ成人していない子どもが
上記のことをしていると考えると
自分の為の勉強や時間がないことは
安易に想像ができます・・・

2.データでみるヤングケアラー

総務省が2017年にした調査では
15~29歳の介護者が
21万100人ほどいると示されています。

多いな、と感じませんか?

ヤングケアラーの家族構成は
「ひとり親と子ども」が48.6%で
家族構成員の少なさが
介護に協力せざるを得ない状況にある
とされています。

次に、文部科学省と厚生労働省が
令和3年に発表した
「ヤングケアラーの実態に関する調査結果」では中学生の約17人に1人、
高校生の約24人に1人がヤングケアラー
との結果が出ています。

つまり1クラスに1人はいる計算になります。

その中でも
「自分はヤングケアラーを認識していない」が44.5%、「分からない」が41.1%で
8割以上が自分自身をヤングケアラーだと
認識していない状態
です。

そもそもヤングケアラーという知識や
情報がなかったり
自分がやらないといけない状況に
あることや周りの大人との繋がりが
希薄にあることが問題なんじゃないかな、と思います。

3.自分がヤングケアラーかもと思ったらどうする?

ヤングケアラーは
支援者なしの孤立状態で介護している状態
多くあります。
そのため、周りの大人に相談することや
行政の相談機関を利用して
サービスを受けることで
負担が減るかと思います。

そして大人はそのようなヤングケアラーと
出会ったら、寄り添い、支援できるような
環境作りの情報提供をすることが
大事じゃないかと思います。

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福岡県在住24歳👒
16歳でうつ発症、4回の精神科入院
服用歴8年目
精神障害者手帳3級
2022年から大学で心理学専攻📚
「生きにくさを感じてる人達が少しでも生きやすくなりますように」
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