学校では教えてくれない!正しい歯磨きのやり方
歯の健康を守るために、日常生活の中で欠かせないのが「歯磨き」です。
しかし、正しい方法で歯磨きをできている人は少なく、誤った方法のまま続けると、むし歯や歯周病のリスクが高まる可能性もあります。
そこで、学校教育の中で子どもたちに正しい歯磨きのやり方を教えることは、将来の歯の健康を守るために重要です。
ここでは、歯磨きのポイントについて解説します。
歯磨きは「最低2分」かけて行う
歯磨きの理想的な時間は「最低2分間」です。
フッ素入りの歯磨き粉を使う場合、フッ素が歯の表面に十分に行き渡り、効果を発揮するまでに約2分かかるとされています。
この時間をかけることで、フッ素が歯の再石灰化を助け、むし歯を予防する効果が期待できます。
短時間で済ませてしまうと、十分にフッ素の恩恵を受けられないため、少し意識して歯磨きの時間を確保しましょう。
ゆすぐときは「少量の水」がポイント
歯磨き後に口をゆすぐ際には、できるだけ少量の水を使うことが大切です。
目安としては、ペットボトルキャップ2杯分(約10ml程度)を意識するとよいでしょう。
たくさんの水で勢いよくゆすぐと、せっかく歯に付着したフッ素が洗い流されてしまいます。
少量の水で軽くゆすぐだけで、フッ素が歯に長く留まるように心がけることが重要です。
歯磨きだけで汚れは6割しか落ちない
歯磨きだけでは、実は口内の汚れの約6割程度しか落とせません。
特に、歯と歯の間や歯ぐきの境目には細かい汚れやプラークが残りやすく、これらがむし歯や歯周病の原因になります。
そのため、歯間ブラシやデンタルフロスを使って、歯と歯の間の汚れも丁寧に取り除くことが大切です。
歯間のケアは健康な歯を保つための必須項目として、習慣づけていきましょう。
正しい歯磨き習慣を学校教育で
歯の健康は、一生にわたる健康の基盤でもあります。
学校で正しい歯磨きの方法を学び、習慣化することで、将来的な口内トラブルを防ぐことができます。
義務教育の中でこういった知識を教え、実際に正しい歯磨き方法を実践できるようになることは、子どもたちの健康意識の向上にもつながります。
健康な歯を守るために、学校教育の一環として「正しい歯磨きのやり方」を取り入れていくことが大切なのではないでしょうか?。
日本では、大人になってから知識を得ることがあります。
「歯が痛くなったら歯医者で治療する」というフローよりも、虫歯にならない方法を虫歯になる前の子供の時から教えてもらいたかったなぁと思います。