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今月のピックアップバンド 5月編

とあるライブハウスに週3~4ペースで出入りしている筆者が、月ごとに気になった/見てよかったバンドを書き残しておくnote、5月編

白昼堂々踊レ人類

浴衣で登場してきたので楽曲も和風色が強いのかと思いきや、披露される楽曲はファンク。その振れ幅が面白い。とはいえ語りやまんじゅうというモチーフ、ボーカルの歌い回しからは和のテイストを感じる。くすっと笑えるノリのライブと演奏されるファンクのギャップに圧倒された。

ソラアラシ

エレクトロとロックのバランス感が心地いい。キャッチーな曲調で引き込みつつユーモアのある歌詞が癖になる。ライブ時のフロアを引っ張る勢いに富んでおりエレクトロ要素が強いものの実体はライブロックバンドといった様子で、その融合の強さを目の当たりにした。

ROOM-MATE

柔らかい男声と明るい女声のハーモニーと軽快なリズム。中央を空けて半円状に5人並んだ状態でアイコンタクトを取りながらたのしげに演奏している姿に気持ちがほぐれる。素朴で言葉遊びの効いた歌詞が柔らかいボーカルに包まれると、どこか夢心地な気分になった。

レトロリロン

シティポップ、ヒップホップ、ジャズなど様々なジャンルの素養を感じるレトロリロン。楽器ごとの主張がぶつからず、どの音も一番いい形で楽曲の中におさまり響いているのが心地いい。明るいだけではないフラットな感情を切り取った歌詞を書くメンタリティはMCにも通じており、ライブ終盤に「100年生きていれば時代がかわることもある」と語り、ラストナンバー「朝が来るまで」を演奏した構成の美しさは観る者を楽曲の世界に引き込んだ。

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