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【読書ログ】 『鎌倉香房メモリーズ』 阿部 暁子

こんにちは。
今週はシリーズものにとっぷりとハマって、今3巻目を読み進めているところですが、もうnote、書いちゃいます。

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と、書いていたのが日曜日。
なんと・・・そこから、お出かけのお供に3巻を読み進めていたら、もう続きが気になって気になって仕方がなくて…!
夢中で一気に最後の5巻目まで読み切ってしまいました(笑)。

ということで、今回ご紹介する本はこちら。

舞台は鎌倉の香り専門店『花月香房』。
主人公は、「人の心の動きを香りで感じ取れる」というちょっと不思議な力を持った少女、香乃。
訳あって両親とは離れて暮らしており、祖母と『花月香房』(兼 自宅)で暮らしています。

そして、舞台となる『花月香房』でアルバイトをしている青年が、雪弥。
シリーズを通して、彼らの周りで起きる不可解な出来事を、香りの力(+雪弥の名推理)で解決していきます。


この本との出会いは、こちらの記事。

「その謎、香りで解決します。」というタイトルが猛烈に興味深くて、記事を読んで、シリーズ全巻を即購入でした!
素敵な本と出会うきっかけをいただき、本当にありがとうございました。


じつは私、殺人事件の推理とかは苦手で、あまり読まないんです。
でも、このシリーズで解決していく出来事は、そういった類のものではなく、ちょっとした”辻褄が合わない”や”合点がいかない”を解決することで、関わる人たちの絆を深めたり、より深く繋がれたり・・・といった内容なので、心が温かくなります。
こうさぎさんも書かれておられますが、まさに「ほっこりしたミステリー」ですね…!

そして、いろいろな出来事に一緒に向き合いながら、ゆっくりゆっくり距離を近づけていく、香乃と雪弥の恋模様に3巻ぐらいから、胸キュン度が増し増しでした(笑)。


私がこの本を通して強く感じたのは、

嫌われるかも、傷つけるかも…と恐れて、何もしなければ、何も始まらない。

でした。

誰かを意図せずして傷つけ、それと同時に自分が傷ついた経験は、簡単に手放せるものではありません。
そして、そんな経験があるからこそ、別の誰かと関わるときも、心を閉ざしてしまったり、あともう一歩踏み込むことをためらってしまうことも…。

だけど・・・そのとき、そうだったからといって、次もそうとは限らない。
それに、思い切って深く関わることで、変えられることや前に進むことだってある。

そんな怖さをえいっと乗り越えて、ちょっぴり不器用だけど、まっすぐに思いを伝え、前に進んでいく香乃の姿が、私にとっては特に眩しく感じました。


またも・・・この本の良さや感じたことをどう表現したものかという感じで、その魅力を上手くお伝えできたかは分からずなのですが(笑)、とにかくページをめくる手が止まらなくなる感覚を、ぜひお楽しみいただければと思います^^

こうさぎさんが、すごく分かりやすく、的確にその魅力を伝えておられるので、以下も併せてぜひお読みくださいね。


ではでは、次は・・・私がもうひとつ大好きで、新刊が出る度に買っている本をご紹介したいと思います。
つい最近新刊が出ているのを発見し、読みたくてウズウズ!!




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