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【読書ログ】 『答えは市役所3階に~2020心の相談室~』 辻堂 ゆめ

こんばんは。

良いペース感で読書を続けていましたが、またもお仕事の波が押し寄せ少しストップ中。
noteもまたまたご無沙汰しておりました。

離れている間にすっかり春めいてきましたね…!
今年はなんだか花粉がすごく飛んでいますが、みなさん花粉症は大丈夫でしょうか?
(ちなみに私は、毎年春に出てくる湿疹と戦い中です。笑)

さて、年が明けてからずっと「1万円選書」で選書していただいた本のお話を書き綴っていましたが、今回は少しお休み。
直近、少しプライベートで遠くへ移動する機会が多いこともあり、移動中はやはり紙の本ではなく、Kindleの方が荷物が少なく済むので、また別で1冊買って読み切りました。

これがまた・・・すごく良かったです!!
新幹線で涙が溢れてきて、ちょっぴり恥ずかしかったぐらい。

この本と出会ったきっかけは、たまたま新聞に本の宣伝が掲載されていたのを目にしたこと。
私自身もコロナ禍最初の1年は「こんなはずじゃなかった」にたくさん苦しんだこともあり、

コロナ禍がもたらした、幾つもの「こんなはずじゃなかった」。

Amazonの紹介文より引用

その文言に惹かれるように手に取っていました。

いつか書いた気もしますが、私はミステリー小説はさほど好きではありません。
でも、紹介文を見る限り、この本の”推理"にはきっと温かさがあるはず。
そんな私の期待を裏切らない、とても温かで、心癒されるお話たちでした。

そして、構成もとっても面白いんです。
本編(?)が終わった後に、市役所のカウンセラーである正木と晴川のお昼休みや就業間近のひとときが描かれるシーンがあって、そこで本編の種明かし的な話が出てきます。
そこに出てくる、晴川の推理がもう圧巻で!!
「えーーーそう来たか!」とか「そういえば、たしかに・・・」と何度も思わされました。

あとは、短編なんですが、ちょっとずつお話どうしが繋がっていて。
しかも、その繋がり方もまた温かみを感じるものなんです。
(ネタバレしそうで、言いたいけど言えないもどかしさ…苦笑)


私が一番好きだったお話は、一番最初と最後のお話。
「家族愛」でくくってしまうと陳腐になっちゃうんですが・・・お互いを思うからこそすれ違ってしまうこともあるけど、そこにたしかに温かいものがあって。
すれ違っていたときの裏側にあった背景に気づいた瞬間が、もう・・・涙涙でした。
まさかの繋がりにも驚かされましたし^^


という、、、ネタバレしないよう語るのがなんとももどかしい感じですが(笑)、とっても温かい気持ちになるので、ぜひぜひ読んでみてほしいです!
(注:公共の場で読むのはおすすめしません、涙が溢れちゃうので…!)

みなさんは、どのお話が好きかな・・・?


次はまたいつの更新になるのやら…という感じですが、また気ままに書いていこうと思っています。

ではでは、明日から月曜日!
また1週間、頑張っていきましょう♫

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