【読書ログ】『絶対泣かない』 山本 文緒
こんばんは。
なんだかあっという間に3連休が終わっちゃいました。
最近、なぜか猛烈に一人旅がしたい、凛です。
さて、そんな私が3連休中に読んだ本を、今日はご紹介しますね!
きっかけは、久々に「Kindleのオススメに出てきたから」でした。
しかも、Kindle Unlimitedで無料で読めるではありませんか。
Amazonの書籍紹介のこの部分(↓)
になぜか心惹かれるような気がして、手に取ってみました。
思えば最近、夢とか希望のことを考えたこともほとんどないし、慌ただしく過ぎていく毎日のなかで、仕事が好きとか誇らしいとか…そんなことも考えたこともない(恥ずかしながら)。
だからこそ、何かヒントになる気がしたんです。
この本は、さまざまな職種・職場で頑張る女性たち一人ひとりに焦点を当てて、ストーリーが紡がれています。
それぞれ置かれた境遇で、悩み迷い、もがきながら進んでいく・・・その境遇だったり、そのときに感じているそれぞれの気持ちだったりに共感しっぱなしでした。
私が特に好きなお話が、「話を聞かせて」というタイトルの、とある営業ウーマンのお話。
男性中心の業界で、数少ない女性営業マンとして奮闘する主人公の姿が、かつて営業をしていた頃の自分と重なりました。
ぜひ読んでいただきたいので、詳しいエピソードはここでは省略しますが、「営業」の仕事と向き合うなかで、仕事に限らず、話を聞く大切さやいつも側で話を聞いてくれる存在の大切さやありがたさに気がつきます。
そこが、なんとも言えず温かな気持ちになったんです…!
私もかつて、営業マン時代、この物語の主人公のように、足繁く足を運ぶ努力はしましたが、つい「(自社製品について)話す」の方に重きを起きがちだったなぁと、振り返って思います。
それに、これは今でもそうかもしれませんが、この物語の主人公を支えてくれたパートナーのように、自分の話に耳を傾けてくれる人に、つい自分の話をぶつけてばかりになりがち(苦笑)。
でも・・・きっと、そんな自分のせいで失ってしまった関係もあるのかもしれませんね。
そして、何気に共感しつつ、考えさせられたのが、一番最後の「女に生まれてきたからには」のお話。
自らもエステで自分を磨き、エステティシャンとして働く女性のストーリーです。
どうして、誰だって生えている毛を生やしておくのが恥ずかしいのか。
どうして、若い女は痩せていないと嫌われるのか。
本当だよ・・・こんなこと、誰が決めたんだ。
だけど・・・そうは思いつつも、周りに流され、せっせとダイエットに励み、脱毛エステに通い…と励んでしまう自分がいたりもします。
「私にとって、”きれいになる”とはどういうこと?」
「なぜ”きれいになりたい”んだろうか?」
このお話の最後の一文に、問われたように感じています。
などなど、女性たちの姿から感じること、問われることがたくさんあった本でした。
今回すごく楽しく、さらりと読んじゃったので、山本文緒さんの別の本をまた読み始めています。
また近々、読書ログを書きますね!
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!!
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