見出し画像

遠くにいるあなたは

私は人の命を救えなかった事がここ数年を通し数回ありました。


この話をしていいのか悩みましたが、今後自分を含め命の尊さについて再確認するよう残そうと思います。

その中で1人の女性の話をしたいと思います。

2年前看護学生の女の子と温泉に行っていました。

すると大浴場で浮かんでる方がいました。

最初に気づいたのは友人で、

わたしは冗談だろうと思っていましたが、

本当に浮かんでおり、私たちは焦りました。

まずわたしは、意識がなく呼吸をしてないのを確認すると

脱衣所にいる女性に、救急車と

店員さん、AEDをお願いしました。

私たちより体格も大きく2人がかりで大浴場から

持ち上げ、もう一度呼吸と脈拍を確認しました。

脈拍は正直触れる事が出来なかったため

胸骨圧迫を2人で交互に行いました。

友人は授業で、練習を行なっていたため

胸骨が5〜10cm沈むまで早く行えていましたが、

私は理解し難い状況で、どうやればいいのかやからない

恐怖・不安で泣きながらやっていたのを覚えています

ですが友人があの時私に叱ってくれた。

もっとつよく!もっとはやくして!

あの時友人がいなければできなかった事たくさんあります。

ですが、1人の命を助けれなかったのは事実。

もっとできる事はあっただろうと、何十回、何百回

悔やみました。

今でも、思うときあります

ですが、

大切な事はその人の命を、どう次に活かすか

後悔する事はとても大切。

悩んで悩んで悩んで

悩んだ先にきっと次のステップがあります。

しっかり踏ん張り現実と少しずつ向き合う。

私はこの経験を絶対に忘れる事はありません。

おそらく今まで出会った患者様

そしてこれから出会う患者様

も忘れないでしょう。

一人ひとりの命を、大切にして

今できることを頑張ります



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?