見出し画像

【摂食障害】拒食症から過食症へ

前回↓

2年ほど拒食症だった私は、一杯のおかゆを食べたことをきっかけに、過食症へと移行します。

※摂食障害と聞いて、一般的に知られているのは食べられない病気でしょ?食べられなくて吐くんでしょ?というのをよく耳にしますが、それだけではありません。過食症も摂食障害の一つです。

母と一緒に外食をした日から、私の食欲が爆発します。あれだけ何も食べたくなかったのに、とにかく何か食べたくて仕方ありません。ほとんど何も与えられていなかったのに、栄養を取り入れたことによって「もっと、もっと」と体が言っているようでした。朝、昼、夜、間食。それでも全く満足しませんでした。

何か食べている姿を見られるのが恥ずかしくて、両親との食事の時は控えめに食べていましたが、隠れて大量の食べ物を食べます。コンビニに行き、菓子パンやお菓子、総菜を大量に購入しました。お箸は毎回三膳ほど頂いていましたが、私の一食分です。これらを夕飯後、自室で隠れるようにして食べてお腹を満たしていました。ゴミはバレないようにできるだけ小さくし、次の買い物のときに持ってコンビニのゴミ箱へ捨てていました。

両親がいない日にはカップ焼きそば、カップラーメン、メロンパン、食パン一斤、総菜、おにぎり、ポテトチップス…これらを無心に口へ詰め込みます、これらはもちろん一食分です。食べるスピードも早かったです。こんな感じの食生活を続けていました。食べ歩きはもちろん、お店のトイレでお菓子を食べていたこともあります。今考えると恐ろしいですね。この時アイスが特に大好きで、いろいろなお店をはしごしてアイスをひたすら食べていた日もありました。食べていたというより、飲んでいた…に近いかもしれません。

過食のときは食の好みがガラッと変わり、今まで好きじゃなかったはずのスナック菓子やジャンクフード、スイーツばかり好んで食べていました。

そういった生活を毎日続けていると、あっという間に体重は増えます。

2ヵ月程で10キロ近く増えました。体重が37キロになった頃、太ってしまった、という焦りと絶望感に襲われ、何度も食べたものを吐こうと試みていました。しかし簡単にはいかず、太り続ける毎日です。過食嘔吐の人が羨ましく感じるほど。※過食嘔吐については、あまり経験が長くないのでnoteに書くことはしません。

食欲は止まらず、我慢ができないためどんどん体重は増え続けます。ネットで、太ったら治まる、そのうち治まるから大丈夫!と書いてありましたが、治まる気配が全く感じられず、毎日が怖かったです。

四六時中食べ、食べ終えたあとは罪悪感に見舞われる。泣きながら食べ続けたことも何度もあります。その度に大量の下剤を飲み、無理に排出しようとしていました。下剤で痩せないことは分かっていたのですが、そうでもしないとおかしくなりそうでした。

こうして日々太っていき、遂に私は体重計に乗るのが怖くなって、毎日の習慣だった体重計に乗ることをやめました。両親は太った私の姿を見て、もう治ったんだ、と勘違いをしていました。私はこの時期が、いちばん辛かったです。





☆Next 【摂食障害】自分なりに頑張ったつもりだった



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?